2009.3.28 〜北丹沢周遊〜
日陰沢橋→檜洞丸→蛭ヶ岳→姫次→日陰沢橋を行く、久しぶりの山歩きなので足が動かず
ルートマップ
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標高差:1123m
累積標高差:2100m
平面距離(全行程):15.8km
駐車場・登山口:神奈川県相模原市、日陰沢橋付近の路肩
コースタイム
日陰沢橋-(2:10)-熊笹ノ峰-(0:40)-檜洞丸-(1:40)-臼ヶ岳-(1:20)-蛭ヶ岳-(1:20)-姫次-(0:20)-袖平山-(2:25)-日陰沢橋
コースタイム(合計):9:55
登山時間:駐車場-檜洞丸-蛭ヶ岳-駐車場。6:01、単独行
登山行程
0215頃埼玉自宅-0330頃/0538日陰沢橋-0711/0718檜洞丸-0911/0919蛭ヶ岳-1009姫次-1139日陰沢橋
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なぜこの山?
当初今週末は城ヶ崎でクライミングが予定されていたが、晴天を確認できないため中止となった。そこで、最近はクライミングばかりで脚力の低下が懸念されるため、今回は山歩きへ行くこととする。
できればスーパートレイルをやりたいので、雪が積もっておらず行ったことがないところは、埼玉周辺にはないが、丹沢の著名な山を全部回る案(日陰沢橋→檜洞丸→ユーシンロッジ→鍋割山→塔ノ岳→丹沢山→蛭ヶ岳→姫次→日陰沢橋:コースタイム17:20)なんか良いのではないかと思い、当初はこれを実施することとした。
登山口までの移動・登山記録
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埼玉自宅を2:15頃出発。
入間ICより相模湖ICまで高速道路を走るが、本日より特別割引が開始となるが、いったいいくらになるのかさっぱり分からない。結果は750円。確か、深夜割引で950円だったと思うが、短い距離だとあまりお得感がない。
結局、深夜もあってか、あまり混雑もなく3:30頃登山口である日陰沢橋に到着し、5時起床するつもりで仮眠をする。
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ぐっすり寝てしまい、起きたのは5:15頃。最近は「気合系登山」を全くしていないので、とても億劫である。
いやいやながら写真の三角屋根の「トイレ(紙あり)」へ行き、準備をする。(なぜ行くのか?といわれると説明が難しい)
後ろに見えている山は大室山の前衛の山です。ちなみにここへは、2008.9.27大室山登山の時に駐車をしている。
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5:38(出発からの時間0:00)、このゲート(標高550m)を通過して登山開始。
最初は犬越路林道を歩く。
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犬越路林道を歩いていると、熊笹ノ峰(1523m)と思われるピークが見えてきた。
ここから熊笹ノ峰まで、約1000mを一気に登る。
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5:43(0:05)、熊笹ノ峰方面の「ヤタ尾根」を登る登山道が現れた。
ここから急登開始。
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激しい急登を登る。
すぐに分かったことは、スーパートレイルができる足ではないこと。
最近のクライミング三昧で明らかに脚力が低下した。絶好調時の約2/3の速度で登る。
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6:03(0:25)、犬越路林道を横切る。
一般車は通行禁止。
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登っていると、右手に熊笹ノ峰?が見えてきた。まだ遠い。
それにしても、足が全く動かない。少し前までは立ち止まることはなかったが、今回は何度も立ち止まりながら登る。
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標高が上がるとと雪が積もってくる。
出発前まで、丹沢に雪が積もっているなんて考えてもいなかった。
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6:24(0:46)、
左手に蛭ヶ岳が見えてきた。
(えらい、遠いじゃん)
この時点で、当初の予定の縮小を決定し、日陰沢橋→檜洞丸→蛭ヶ岳→姫次→日陰沢橋のルートとする。
(もう足が持ちません)
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熊笹ノ峰がだいぶ迫ってきた。
もう少しの辛抱です。
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稜線が見えました。
しかし、かなり雪が積もっている。
寒いし、歩きにくいし、気分も悪いし、もう帰りたくなった。
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6:50(1:12)、熊笹ノ峰(1523m)に到着。コースタイムは2:10。
コースタイムの55.4%・・・、散々たる速度である。
(いつもは40〜45%で登れます)
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熊笹ノ峰からの景色。(西方面)
低い雲の下にわずかな展望。
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今度は檜洞丸まで稜線歩きです。
いつもであれば小走りできるが、今回は歩きです。
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しばらく歩くと檜洞丸が見えてきた。
もくもくと歩きます。
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木で出来た階段があるが、登りにくい。
歩幅も制限されるし、木の上の雪がすべる。
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左手(北方面)を見る。
写真のピークに見える山は袖平山(1431.9m)で、帰りに通過します。
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これだけ登れば到着のようです。
いつもならここからスパートできますが、今回はできません。
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あと、結構雪深いのですよ。
思うように進めません。
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7:11(1:33)、檜洞丸山頂(1601m)に到着。コースタイムは2:50。
休憩したいが、手も冷たいし、休める状況ではない。
今回、ここまで雪が積もっていると思わなかったので、手袋は軍手しか持ってこなかった。
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とりあえずコイツで栄養補給。
これ、結構おいしいです。
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ここで引き返そうかと思ったが、先へ進み、自ら退路を断つこととする。
(こうでもしないと鍛えられない)
7:18(1:40)、檜洞丸山頂を出発する。
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下り始めてすぐに青ヶ岳山荘を通過する。
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向こうには蛭ヶ岳が見えるはずだが・・・
見えないね。
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雪の急な下りを下る。
登山道も所々、崩落している。
(たかが丹沢だが、遭難の恐怖が出てきた)
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これから先は登り下りが多そうだね。
やっぱり来るのではなかった。(やや後悔)
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金山谷乗越(標高約1300m)を越したあとははしごなどがあり。
はしごを握ると雪が付き、軍手がびたびたになってしまった。
(手が冷たくてしょうがない)
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また登り下りが続く。
こんな雪山を一人だけで歩くのはかなり怖い。
(雪山装備がいっさい無いのだもの)
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8:05(2:27)、神ノ川乗越(標高約1260m)を通過。
ここからは蛭ヶ岳(1673m)まで登り下りをさらに繰り返す。
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8:22(2:44)、臼ヶ岳(1460m)に到着。コースタイムは4:30。
また下りに入る。
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ミカゲ沢ノ頭(1421m)を過ぎ、また下り。
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さて、蛭ヶ岳へ標高差約300mの急な登り開始です。
雪が積もっていると、とても登りにくい。
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鎖場も出てきた。
鎖を持つと軍手が鎖にくっつき、岩を触ると手が冷たくなり最悪。
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まだ蛭ヶ岳山頂が見えない。
気分的に萎えます。(景色も見えないし)
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やっと見覚えのある風景が・・・
蛭ヶ岳山頂は間近です。
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9:11(3:33)、蛭ヶ岳山頂に到着。コースタイムは5:50
雪も降り、積雪は10cmぐらいでしょうか。
景色は当然見えません。
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ちなみに・・・
2008.1.19にここへきました。その展望はこちら。
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蛭ヶ岳山荘。
寄りませんでした。
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軍手がずぶ濡れで冷たい。
早く下山したい。
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9:19(3:41)、蛭ヶ岳を下山する。
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少し下ると霧が少し晴れた。
どんどん下る。
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結構下りますね。
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木道が整備されているが、歩きにくい。
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ここの登山道は結構、掘れている。
なので、掘れていない横を歩くことがいい感じで歩ける。
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登り下りを繰り返すと・・・
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9:43(4:05)、なんかピークがみえてきたぞ。
まさか、あそこまでいくのでは?
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地図で調べてみると・・・
どうも、「袖平山」で通過するようだ。(きつそ〜)
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大室山方面(西北西方面)。
出発した所は、そのふもと。
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檜洞丸・熊笹ノ峰方面(西方面)。
見えている尾根を登ってきた。
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ガシガシ登って・・・
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10:09(4:31)、姫次(標高約1430m)に到着。コースタイムは7:10。
蛭ヶ岳が一望であるはずだが、霧で一切見えない。
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次はいったん下って、袖平山(1431.9m)への登り返し。
もう、登りたくない。(疲れた)
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10:20(4:42)、袖平山のふもとに到着。コースタイムは7:30。
山頂へは行かず。
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ここからは絶景であるがはずだが・・・
(富士山・蛭ヶ岳などが見える)
ごらんの通りです。
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袖平山から少し進むと、ご覧の風景。
これからのルートがよく見えます。
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結構急な下りを進む。
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写真は「風巻ノ頭(1077m)」であるが・・・
まさか登り返すのではないだろうね?
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・・・やっぱり登り返しました。
残念。
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ちょっとした岩場を登ったあと、ご覧の標識。
確かに下り(逆方向)は危険かも。
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10:56(5:18)、風巻ノ頭(1077m)に到着。コースタイムは8:40。
ここからは下りのみ。
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急な下りを下ります。
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すると・・・、駐車した所が見えてきた。
もう少しですね。
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橋をわたります。
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犬越路林道を歩いて・・・
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11:39(6:01)、出発から6時間1分で日陰沢橋に到着。
コースタイムは9:55。
短縮率60.7%(休憩込み)でした。
でも、久しぶりの山歩きは充実しました。
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出発時は二台しかなかったが、現在はこんな感じ。
多くの車は釣り客でしょう。
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最後に記念撮影。
後ろの山並みをぐるっと回ってきました。
この服装で「冬山」に突入しましたので、とても怖かったです。
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ちなみに「北丹沢12時間山岳耐久レース」がここ付近で行われるが、累積標高差はあまり変わらないが、距離が3倍(44.24km)と、とてもハードなレースです。
優勝者はこれを4時間13分で走りきります。
今回登山で学んだこと
・これから夏に向けてリハビリです。
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