2008.6.19 〜クラミングジムへ潜入〜

注意! 文章はとても「くどい」です。

潜入理由
先日金峰山に登ったが、その頂上には「五丈岩」があった。その五丈岩に登ろうとしたが、どうすればよいのかさっぱりわからず「撤退」。金峰山頂を極めたのに、五丈岩は極められないという、後味の悪い結末に終った(多くの登山者はそんなことはまったく考えていない、金峰山に登れれば十分)。そこで、うりうは「地の果てまでも」をスローガンに、「どこでも行ける奴」になることを決めた(つもり)。

「どこでも行ける奴」になるためには、どうすればよいか?。それは「登山技術の習得」である(と思う)。手っ取り早く登山技術を習得するには、まず「クライミングジム」にいってみれば、なんとかなるかと思い、行くこととする。

しかし、どこか「初心者のおっさん」には、こういう所は敷居が高くないかい?、あと一人でやってきてパートナーがいないのにどうするの?、という感じであったが、いつかの「五丈岩リベンジ」のために、そういった技術が必要と自分に言い聞かせる。(そこまで五丈岩にこだわらなくてもいいが・・・)

クラミングジムを調べてみると、一番近いところは東村山にあるT-WALLであるが、ここには「*ボルダリング」しかなく、「*ロープクライミング」がない。結局、最寄のロープクライミングができるところは、西国分寺のランナウトなので、そこへ行ってみる。
*ボルダリング・ロープクライミング:説明はこちら

潜入記録
仕事が終った後、意を決して潜入を図る。どうも軽く運動をできる格好であれば良いらしい。ランニングの服装をかばんに入れ、車を西国分寺に走らせる。途中で、大変な忘れ物に気付く。「デジカメ」を忘れてしまったのだ。このコーナーを完成させるには「必須アイテム」であるのに・・・。

そこで渋滞する道の中、携帯電話で写真を撮れないか検証した。すると最大の画素数にすると、まあまあな映像が撮れることが判明、これで今回は対応することとする。しかし問題点がある。撮影する度に「カシャ」という大きな音がでるのだ。この音が出るとどこか撮りにくい。

やっとここで初の映像が登場。西国分寺の「ランナウト」に到着する。(しかもこの映像は帰りに撮影)

受付をするのであるが、受付をしていたのは、どうもランナウトのオーナーである山ア”飛丸”岳彦(愛称”ヤマタケ”)のようだ。しかし「飛丸」と名乗りながら愛称が「ヤマタケ」という。(どっちで呼べば?)

そういった「つっこみ」はさておき、料金の説明を淡々と受ける。「岩登り人間」はこういう淡々とした感じになるのかな。(よくわからない)

そこで「会員になるべきか、ならないべきか」の問題が発生する。四回以上行くとお得なのであるが、自分の性格を考えてみると、弱い(じゃくい、と読む)ので、とりあえず様子見の「一見さんモード」で会員にならず。

受付を済ませると、受付横に若いにいさんがおり、初めての人には「instruction」を行うという。なんだ〜「いんすとらくしょん」とは?。幸いにも「インストラクター」という言葉を知っていたので、なんとなく「教育」という意味であるのはわかった。確かに「training」という言葉はここでは似合わない、ただ単に「説明」をするだけなので、英語ではこの言葉が的確であろう。(この時点で中高年はここには来れない)

二階には更衣室があり、そこで着替えて、最初に「装具」を着用する。

最初に「シューズ」。足の大きさは24.5cmというと、その大きさのシューズが出てきたが、足の指が曲がり少し痛い。「こんなので大丈夫?」と聞いたところ、それぐらいで良いと言われた。しかし、長い時間ははいておれない。

次に「ハーネス」。装着すると、ゆるゆるなので「大丈夫?」と聞いたが、これでOKとのこと、これを装着すると、少し「岩登り」らしくなる。

長々と前置きがあったが、ロープクライミングができるエリアに入る。この白いシャツのにいさんが、うりうに「いんすとらくしょん」をした人。本当は正面の写真を撮りたかったが、そのタイミングを失なってしまった。

いよいよロープクライミングを開始する。最初にトップロープを行う。簡単に言うと、ロープがあるから「安心して高いところにも行ける」ということ。

最初に安全確認。まず自分のハーネスがキチンと着用で着ているか確認。特にベルトの部分の折り返しを注意するよう言われた。あとビレイヤーの同様の装着の点検。

次にロープをハーネスにつけるのであるが、ロープの先には「バックル」が着いており、そのバックルをハーネスの「輪っか」に装着する。間違っても「輪っか」以外には装着しないように、と言われた。

次に「下り方」。下り方は全体重をロープにかける。中途半端に体重をかけないと、岩のごつごつにぶつかり怪我をするのでしっかりと壁から離れる。

これであとは登るだけだ。
ピンボケで見にくいが「5.10a、手足限定」とか「5.9、足自由」などと書かれている。これはルートのグレードをあらわしており、「.」より後ろの数字が上がれば上がるほどレベルが高いとのことである。「手足限定」はそのグレードのマークがついている岩しか手も足も登ることが出来ず、「足自由」は手はそのマーク限定であるが、足はどの岩にも乗せてよいとのこと。

ちなみに、にいさんに「パッと見た感じどれぐらいのグレードが登れそうか?」と聞いたところ、「5.9ぐらいかな?」と答えたので、それにチャレンジ。
またピンボケの写真であるが、足自由の矢印のルートが「5.9」のルート。

何回やっても途中で歯が立たなくなり、手の力がなくなり、ギブアップ。
そこでこちらには一つ下のレベルの「5.8」があったので登ってみた。

そしたらとても簡単、あっという間に頂上へ着いた。
頂上に着いて下を撮る。(携帯電話を落とさないように注意!)

ここから全体重をロープにかけて下りるのであるが、ちょっと怖い。

全体重をかけると、す〜と下りて「特殊部隊」のようだ。(特殊部隊がこんなことするかどうかはわからないが)
ここには自動ビレー機なるものが存在し、ビレイヤーがいなくても、一人で登れるという優れもの。

うりうは最初の「いんすとらくしょん」以外は、自動ビレー機のお世話になった。

それにしても、他の人はとても上手だ。しかし、どのように上手なのかが、さっぱりわからない。

そこで、例のにいさんに聞いてみると「数多く登ってください」だそうで・・・。
(あっそう)
ここには一階と三階にボルダリングエリアがある。(写真は三階のエリア)

最初の「いんすとらくしょん」の時は一階で少し登ったが、次に一階で登ろうとすると、腕自慢のやからが、「どうだすごいだろ」と言わんばかりに、がんがん登っている。もちろんうりうは「身の程知らず」ではないので、遠慮して三階へ避難。

三階に着くと「臭ッサ〜」。柔道場や剣道場の汗が染み付いたような臭いで充満している。ここはクライミング「ジム」なので、そういう意味では似たようなものか。
ここでのボルダリングのルールは、足は自由で、手を同じ色の同じ数字で登る。最後にゴールと書いてある岩に両手が乗せられたら、成功。

レベルは初級から白→黄→緑→赤である。白を登ってみたら、なんとかゴール。しかし、黄色になるととたんに駄目で、すぐに腕がパンパンになって「やんなっちゃった〜」。

もう駄目だ、自分には能力がない、あと一時間(三時間コースにした)あるがもう帰ろう・・・とおもった時に、ボルダリング強化プログラムの案内の放送が流れる。

おお、ここで「起死回生の復活」が遂げられるかもしれない。というわけで参加。
講師は・・・あの山ア”飛丸”岳彦(愛称”ヤマタケ”)だ。

テープのルート以外の課題を自分で登って作っていく。はたから見ていてそんなの覚えられない。隣の人に「みなさんこれを暗記できるのですか?」と聞いたところ、一つぐらいしか覚えられないとのこと。では、一つだけ覚えてそれをマスターしよう。

ルート設定が終ると「さあみなさんどんどん登ってください。さあ遠慮せずに登って登って」とまさにDJをしているような口調で、けしかける。

やろうとした課題が全く出来ない。すると山ア”飛丸”岳彦(愛称”ヤマタケ”)がやってきて、このように登ってください、手と足で三角形を作って・・・と、少し理論的な話をし始めた。

「理論」なら、うりうも負けない。そこで「理論どおり」やっているが、やっぱり出来ない。

というわけで「ゲームオーバー」。

そして帰る。次はどうしようかな〜。(考え中)

潜入の感想
・「どこでも行ける奴」ではなく「行ける所へ行ける奴」で落ち着きそうだ。
・「五丈岩の頂上」は遥かかなたである。

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