2010.2.20 〜秋川天王岩クライミング〜
前週に続き母校山岳同好会の学生と、岩場は濡れていたが涅槃の風5.10bは落とす

V級の沢登り
場所
東京都あきる野市

駐車場・登山口
武蔵五日市駅からバス、または天王岩近くの路肩に駐車・国際マス釣り場の有料駐車場。

登山行程
0830頃/1530頃岩場

参考資料
今回のグレードは「日本100岩場」を参考にしました。

なぜこの山?
先週に引き続き、山岳同好会の学生と登ることとなる。今回は前回のMr.M・H君に加え、キックンも参戦。うりうの個人的な目標は、「ノーリー5.10b/c★★★」と「涅槃の風5.10b★★」を落として、「ドロボーカササギ5.11a★★★」を触ってみようと考えていたが・・・

<過去の秋川天王岩>
五回目(2010.1.23):涅槃の風5.10b:敗退
四回目(2009.11.21):サンコウチョウ5.10a:RP、クラックジョイ5.9:RP
三回目(2009.7.20):サンコウチョウ5.10a:フォール後トップアウト、クラックジョイ5.9:ワンテン
二回目(2009.5.10):つゆしらず5.9:再登、ノーリー5.10b/c:トップロープ×、サンコウチョウ5.10a:×
一回目(2009.5.4):小便小僧5.8+:フラッシュ、ちいせみ5.8:フラッシュ、つゆしらず5.9:オンサイト

移動や岩場の雰囲気は一回目(2009.5.4)をご覧ください。



登山口までの移動・登山記録
車に学生を乗せて天王岩へやってきました。

本日初登場の右のキックンですが、今回のためにネットで、LA SPORTIVAの「刀」を買ったそうです。(これは逸品です)

ですが、ちょっときつかったようで。
前々日の雪のせいか、下の岩場は濡れており冷たいので、懸垂下降などの練習。

あとは、自分達で学んで下さい。
乾く気配がないので、うりうが「フタリシズカ5.8」を登ってみるが・・・

冷たく岩に水が流れており、完全にV級の沢登りの状態で、トップアウトも出来ず。

ヌンチャクを一つ残置をして、上の岩場へ移動。
上の岩場では、うりうが「クラックジョイ5.9★★★」にトップロープを掛けに登る。

他は濡れていましたが、このルートは濡れていません。

ちなみに、写真のテラスまでが5.7ぐらいのグレード。
再登(レッドポイント)し、トップロープを張ります。

みんな登れるかな?
二番手はH君。

渋く「ステミング」を使い、登っていきます。
テラスに到着。ここからが核心。

明らかに先週より上達していますので、トップアウトの期待がかかります。
長い抵抗を見せるも・・・、ぶら〜ん。

このルートはかぶっていますので、フォールすると宙吊りになってしまいます。

次回にトップアウトして下さい。
三番手はキックン。男を見せて下さい。

キックンのクライミングスタイルは、三点支持を使うH君と違い、ハイステップやデッドを駆使する。



見ていると・・・、突如ランジ!



・・・で、フォール。

クラックジョイのテラスまでの下部は5.7程度ですが、
5.7でランジを決めるのはDan Osmanかキックンだけです。



本人談:ノリでやってみた。
ちなみに・・・

これがDan Osmanの「ランジ」です。
最期にMr.Mが登り、ロープを回収。

最初は張りっぱなしにして5.11のルートでも触ろうと思いましたが、後に詰まっていました。
Mr.Mが「謎のルート右(推定5.8)」をリードします。
見事オンサイトし、トップロープを張ります。

謎のルートは、右ルートの他に左のルートがあり、見た感じグレードが違うようです。
H君はここでも見事なステミングを使います。
トップアウトできました。
キックンも見事トップアウトです。
さて、うりうは本日のアタック課題「涅槃の風5.10b★★」です。

前回は、登れそうで登れなく、ストレスが溜まりました。



・・・で、一便目はヌンチャク掛けだけで終わりました。(濡れており、マスターレッドポイントはちょっときつかったです)
とりあえず、日が当たるところで昼ごはんブレーク。
ブレーク後、本気トライ。

核心の右カチを取りに行く時の左カチが濡れており、すべりそうになりましたが、握りなおすとグリップが効くようになり、当日二便目でレッドポイントできました。
このままトップロープとし、「蝉時雨5.10b★」を触ってみる。

核心部は1クリップ後ですが、レッドポイントできそうです。今回は上部が濡れていたのでやめました。
Mr.Mが「謎のルート左」に登り・・・

「5.10a疑い」という診断をつけました。



うりうが登ってみると・・・



5.10aの診断より、5.10b/cの診断の方が正しい感じがします。(登り方によりますが)



ただ、この左のルートは核心部が1クリップより下にあるので、プリクリップで登ることをお勧めします。



ところで、この「謎のルート」ですが、名前がありません。

とりあえず、左から「きくやん左」「きくやん中央」「きくやん右」「きくやんの始まり」と名前をつけましたが、最後の三つの登り方はグレードに影響がないので「きくやん左(推定5.10b/c)」「きくやん右(推定5.8)」と命名します。(どちらも「仮称」)

ちなみに写真は「きくやん中央」でしたが、「きくやん右」です。
最後に残置したヌンチャクをMr.Mに回収していただきました。

お疲れ様でした。

この日の成果
フタリシズカ5.8:×
クラックジョイ5.9★★★:再登(レッドポイント)
涅槃の風5.10b★★:当日二便レッドポイント
蝉時雨5.10b★:トップロープ一便、テンション(多分落とせます)
謎のルート左(推定5.10b/c):トップロープ二便、トップアウト
謎のルート右(推定5.8):トップロープ、トップアウト

今回登山で学んだこと
・山岳同好会、これからもっと盛り上がりましょう。

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