2008.10.18 〜苗場山(2145.3m)〜
(その1:出発〜雷清水における敵襲)

今回はワイワイ登山。6名で行きましたが、真?の山頂を極められたのは4名。
苗場山って、ボルダリングのメッカ?であったとは知らなかった

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ルートマップ
標高差:925m
累積標高差:1100m
平面距離(全行程):13.0km
駐車場・登山口:新潟県湯沢町かぐらスキー場第二リフト町営駐車場
コースタイム:駐車場-(0:25)-和田小屋-(2:40)-神楽ヶ峰-(1:10)-苗場山-(1:00)-神楽ヶ峰-(1:55)-和田小屋-(0:20)-駐車場
コースタイム(合計):7:30(往き4:15、帰り3:15)
登山時間:駐車場-山頂-駐車場。7:00(往き3:04、山頂付近1:37、帰り2:20)、同行者5名と

登山行程:0608駐車場-0911/1048山頂付近-1308駐車場

なぜこの山?
尾瀬スーパートレイル鶏冠谷右俣でお世話になったI先生より、9月中旬に「山行のお誘い」のメールをいただく。今回は紅葉でも見ようという話であり、上越、八ヶ岳、大菩薩嶺などの候補があがり、結局、相談したところ行ったことのない「苗場山(祓川コース:コースタイム7:30)」で決定。

本当は、もっと激しい登山(例えば八ヶ岳縦走、谷川連峰縦走など)をしたかったが、前々回の尾瀬スーパートレイル(コースタイム15:35)はきつすぎたので、遠慮して、普通の登山に。(激しい登山だと、紅葉もゆっくり見れないしね)

今回も学生も誘ったところ・・・あの尾根の向こうのchippe & pecomaがやって来た。さらに鶏冠谷右俣で「沢で遭難せず、登山道で遭難せず、林道で遭難?」の伝説を作ったライチョウさんもやって来た(その他いろいろと伝説をつくっているらしいが・・・)。

皇海山で一緒のW君も同行。この山行から名を改め、Mr.W(WはWandervogelのW)となった(というよりは、そう勝手に呼んだ)。

というわけで、母校山岳同好会の個性的な面子と山へ行くことは絶対に面白いはず。それでは、苗場山に向かいましょう。

登山口までの移動・登山記録
早朝3時に所沢に集合し出発。

所沢ICから月夜野ICまで関越道を使い、朝6時頃「かぐらスキー場第二リフト町営駐車場」に到着。

すぐに出発準備をする。

今回はマイカー(モビリオ:最高7人乗り)に6人乗りでやって来た。

ザックもあるし、よく乗れたと思います。
出発準備ができたようです。

すこし、肌寒いですね。
ここが登山口。紅葉も盛りできれいです。

典型的な写真山行になるので、今回は
「母校山岳同好会フォトコンテスト(略して、フォトコン)」
を開催します。

しかし、カメラは6人中4名しか持ってきていません。
(残念ながら、この時点で二名は脱落です)
今回のフォトコン・・・いや、山行の参加者です。
左から、うりう、Mr.W、I先生、pecoma君、chippeさん
(撮影はライチョウさん)。

この腕組みがフォトコンへの気合が感じられます。
(ではなく、単に寒いだけ)
6:08(登山口より0:00)、さあ、登山開始です。

みなさん、きれいな写真を撮りましょう。
最初の作品。

作品
「The 紅葉」
Photo by うりう


寸評
写真歴10万36年
「写真野郎」
普通です。



ちなみに、写真を選んだのはうりうで、作品名もうりうが勝手につけたものです。もちろん「写真野郎」も想像上の人物です。

ジョークですので「引いた目」で見てください。



歩き始めて10分程でスキー場にでます。

写真を撮ります。
作品「幻想の日の出」 Photo by うりう

(寸評:写真歴10万36年「写真野郎」)
幻想でなく、ただのピンボケです。
スキー場の舗装された道路を歩きます。

この道路は「和田小屋」まで延びているが、和田小屋に駐車できるのは宿泊者だけということとなっている。
ツアー客を乗せたバスです。

前面には「苗場山と巻機山」と書いてあります。

当然、一日で「ニ山制覇」なんてことはないですね。
(普通の人は一日二山という発想はありません)
おや?、普通の車も走っていくぞ。

実際は、上までいっても文句言われなさそうな感じ。
話は戻って
「フォトコン」。

作品
「紅葉を眺める月」
Photo by ライチョウ

寸評
写真歴10万36年
「写真野郎」
紅葉まんじゅうが食べたいです。
作品
「すすき」
Photo by ライチョウ

寸評
写真歴10万36年
「写真野郎」
すすき野へ行きたいです。
しばらく歩くと、ご覧の看板。

あれ?、和田小屋ってなくなっちゃったの?

まあ、しばらく歩きましょう。
作品
「日の出に揺らぐすすき」
Photo by chippe

寸評
写真歴10万36年
「写真野郎」
やっぱり、すすき野へ行きたいです。
しばらく歩くと、準備体操の集団がいた。

多分、先ほどの「苗場山と巻機山」のバスの人たちでしょう。

当然、我々は準備体操の「じゅ」の字もしていません。
6:26(0:18)、こんなところに和田小屋があった。
コースタイムは0:25。

先ほどの「旧和田小屋跡地」というのは、古い和田小屋のことね。
おや、なんか撮っているぞ。

ちなみにこの写真は・・・
コレ。

作品「熊×2」 Photo by chippe

(寸評:写真歴10万36年「写真野郎」)
是非、本当の熊との対決が見たいです。



ここで、Mr.W(WはWandervogelのW)のうんちく。

熊の鈴は、むしろ熊をおびき寄せる可能性がある。
それよりも熊スプレーで撃退した方が効果的。
熊スプレーの成分は「カプサイシン300倍」である。

なるほど〜、さすがWandervogelのMr.W、言うことが違う。
ところで「カプサイシン300倍」って、何を基準に300倍なの?(COCO壱番屋の普通の1辛のカレーかな?)

そんで、その熊スプレー持ってきたの?・・・持ってきていない?
それじゃ〜、そのうんちく意味ないじゃん。



スキー場を進み、矢印のところより登山道に入ります。

大学生時代の話になるが、このかぐらスキー場に来たことがある。ここの新雪の上をすべったら、連れが転び、スキー板がぜんぜん見つからなくて、1時間以上も探した記憶がある。
6:50(0:42)、いきなり六合目。

いきなりの登場では「〜合目」の意味をなさない。
作品
「月とダケカンバ」
Photo by うりう

寸評
写真歴10万36年
「写真野郎」
うなぎのかば焼きが食べたいです。
作品「孤高の木」 Photo by chippe

(寸評:写真歴10万36年「写真野郎」)
「孤高の人」を「高校の人」と間違える人はいない。
7:00(0:52)、「六合半」。

ここの登山道って、結構やることが細かいのね。
7:08(1:00)、下ノ芝に到着。コースタイムは1:35。

I先生いわく「一本立てましょ※」とのこと。

※I先生の口癖。昔歩荷さんが休憩するとき、荷物を降ろさないで済むように棒を立てた上にザックをのせたことから、登山中の休憩のことをこう言うらしい。
(出典:尾根の向こう、苗場山)



ここで、I先生のIは「InformationのI」であることがわかった。



さすが秋ですね。

日陰は霜ができている。(すこしすべる)
しかし、登ってくると「暑い」。

みなさん、上着は脱ぎました。
7:14(1:06)、出発をする。

いつも先頭はpecoma君。(うりうは原則最後尾)
でた、「七合半」。

相変わらず細かい。
登っていると、リフトが見えてきた。

このリフトを動かせば、
御高齢の方々には大好評かと思います。
リフトを越して、少し登ると少し草原チックになる。

ここから山頂までは、原則東方向は開けた山歩きになる。
7:34(1:26)、中ノ芝を通過。
実のついた木。

なんでしょう?(南天?)
でも、さっきからヘリコプターが飛び回っているな〜。

我々を見つけて、攻撃をしかけてこなければ良いが・・・
7:44(1:36)、上ノ芝を通過。
上ノ芝を通過後すぐに、謎の碑が現れる。

もしや、この男・・・
・・・・・・。
やっぱり登っちゃったね。

でも、この山にはボルダリングする岩は少ないと思うよ。
7:53(1:45)、小松原分岐を通過。コースタイムは2:45。
東面はご覧の通り、見晴らしがよい。

でも、少し霞んでいる。
7:55(1:47)、股スリ岩を通過。

面白いネーミングですね。
うりうの「長い足」では股などすることはない。

まあ、下りましょう。
やがて、広々とした笹原が見えてきた。

みえているピークみたいなものは神楽ヶ峰である。
途中であった「足もと注意」。

う〜ん、この存在意義がわからない。
8:03(1:55)、神楽ヶ峰に到着。コースタイムは3:05。

ここで「一本立て(休憩)」をする。
神楽ヶ峰の「山頂」ははっきりしないが、pecoma君付近がピークかな?
東に広がる景色。

I先生が「同定できるか?」と聞いてくる。
あれが巻機山・・・と同定している時に、撮られる。

この「背景」がわからなければ、「クラーク博士のマネ」とも間違えられる。(ことはない)
8:13(2:05)、さて、そろそろ行きますか。

まだまだ先は長いです。(このホームページが)
少し歩くと、苗場山が見えてきた。

見えている登りは「雲尾坂(くもおざか)」である。
結構下って、登ります。

まさに「苦悶坂(くもんざか)」である。



ちなみに・・・

例のMr.W。うりうが、山と高原地図をみて「くもおざか」といったところ、「くもんざか」と聞き間違えた。

しかし、「くもんざか」の方が意味として正しいので、これから「くもんざか」と呼ぶ。



8:26(2:18)、水場が現れました。「雷清水」です。

まだ、のどが渇いていないので飲みません。
(夏なら最高ですね)
あと「くもんざか」を登れば山頂です。

すると・・・
あっ、対地攻撃ヘリ「赤城ヘリコプター」が
こちらにむかってくるではないか!


山頂を目前にして敵に見つかってしまった。

こちらは迎撃準備が整っていない。
ただちに塹壕に身を潜めるのだ。
敵機は爆弾を投下する模様。

爆発に備えるように。
爆弾が投下される前だが、なぜか爆風がすごい。

大事な「ヘルメット」を飛ばされないように、
友軍(写真の男性)より指示される。
賢明なMr.Wは、塹壕に隠れ、敵機の弱点を観察している。
(Wは「War」のWでもある)

今後の敵機への反撃に備えている模様。

後ほどの彼の話によると、敵機は「竹槍」に弱いらしい。
敵機は弾薬を使い果たしたのか、去っていった。

今後の攻撃に備え、これからは臨戦態勢で山頂をめざす。
幸いにも味方には被害がなく、行軍を開始する。
(いつから「行軍」になったのだ?)

今後は敵からの攻撃にさらされながらの登山。
とても前途多難だ。

その2では、夢の天上世界、真の山頂への到達、敵機との最後の戦い、そして新たな敵、岩との闘い。

我々は生きて帰ることができるのか?、乞うご期待。

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