2008.10.4 〜塩見岳(3052m)〜
アプローチが長いのでスーパートレイルとなった、登りと下りがほぼ同じ時間・・・
つまり登りで力を使い果たしたということ

塩見岳の展望へ

ルートマップ
標高差:1422m
累積標高差:1950m
平面距離(全行程):17.3km
駐車場・登山口:長野県大鹿村、鳥倉林道終点手前
コースタイム:駐車場-(0:30)-鳥倉登山口-(1:10)-豊口山間のコル-(1:20)-豊口山分岐-(0:20)-三伏峠-(1:20)-本谷山-(2:20)-塩見小屋-(1:20)-塩見岳西峰-(0:50)-塩見小屋-(2:05)-本谷山-(1:15)-三伏峠-(2:25)-駐車場
コースタイム(合計):14:55(往き8:20、帰り6:35)
登山時間:駐車場-山頂-駐車場。7:55(往き3:36、山頂0:38、帰り3:41)、単独行
登山行程:0512駐車場-0848/0926塩見岳西峰-1307駐車場

なぜこの山?
この週の日曜日(10/5)に、現在加入しているmixiのコミュニティー「30代:登山、山スキーなど」にて「汗かいて+秘湯 〜 吾妻山+姥湯」という企画があり、参加したかったが、10/5は息子の運動会のため参加できず。

そこで、前日の土曜日に登山をすることとしたが、最初は「妙高+火打スーパートレイル」をしたかったが、北へ行くほど曇る可能性が高いと予想したため(実際は妙高も見事な晴れ)、念のため南の同じようなコースタイムの「塩見岳スーパートレイル」に変更した。

・・・ということで「血ヘド吐いて+夜行 〜 塩見岳+長距離運転」(参加募集はしません)という企画発案→即実行ということとなった。いつもそうであるが「できそう」と思っただけで、行動に移し、後悔をする、を繰り返している。

登山口までの移動・登山記録
21:45埼玉自宅を出発、入間ICから諏訪ICまで高速道路を走りる。諏訪ICでは深夜割引を使うために、丁度0:00に下り、杖突峠を通り、大鹿村を抜け、1:53鳥倉林道の駐車場に到着。仮眠をする。

本当は、松川ICまで高速道路を乗ったほうが速かったが、高速代をケチるため、片道四時間以上の運転(片道約250km)をすることとなった。

5:00に起床し(あまりよく寝れなかった)、用意をする。

お腹の調子があまりよくないため、トイレへ行く(紙があった)。

・・・しかし、出ず。これって、かなりのストレス。

写真は帰りに撮影
5:12(全行程0:00)、このゲートを通過し、登山開始。
鳥倉登山口までは林道歩き。

もう少しで日の出である。
鳥倉登山口が見えてきた。

手前は仮設トイレである。
5:37(0:25)、鳥倉登山口に到着。コースタイムは0:30。

これまでの長い林道歩きのコースタイム30分はかなり渋い。かなり早歩きで歩いたが、25分かかってしまった。

夏季には路線バスがここまで乗り入れるそうである。

ここから、急登が始まる。
針葉樹の林の中をもくもくと登る。登り始めはいつも足がパンパンになるが、この「パンパン感」が出てきたあとに、普通に動くようになる。

ロングトレイルの場合は「走り」は厳禁。(確実に撃沈します)
途中で、ご覧の案内。

結局、この案内は二つしか見つけることができなかったので、あまり意味がない。
時々視界が開け、無名の山を見ることができる。

でも、これでも2500mはあるのだから、南アルプスはすごい。
6:02(0:50)、豊口山間のコルに到着。コースタイムは1:40。

いままで山の南側を歩いていたが、ここから北側を歩くようになる。
北側に出ると、樹間から南アルプスを望むことができる。

本日の展望は期待できそうです。
すると、写真のような隙間に足が落ちそうな橋が次々に出現。

ないよりはマシですが。
まあ、続きます。

慎重に。
二つ目の標識。

結局、途中が見つからなかったので、あまり役に立たず。
6:31(1:19)、豊口山分岐に到着。コースタイムは3:00。

少し登れば、三伏峠小屋がある三伏峠です。
6:43(1:31)、三伏峠小屋がある三伏峠に到着。コースタイムは3:20。

写真には写っていないが、右に三伏峠小屋があります。(帰りの写真に写っています)
三伏峠小屋は二棟あり、これは離れの方で、手前はテン場。

この後ろは・・・
塩見岳が頭をのぞかせています。

手前の三伏山がじゃまをしています。しかし、三伏山にすぐに登りますので、塩見岳の展望は楽しみです。
右は縦走して、赤石岳方面です。

左は塩見岳へ。
三伏山へ登ると・・・
塩見岳を完全に見ることができます。

しかし、逆光なので、帰りの方が良いでしょう。
これから行く稜線です。後ろには白峰三山も見えます。

最初に本谷山に登り、権右衛門山をトラバースし、塩見小屋を通り、天狗岩を抜け、塩見岳に登ります。

まだコースタイムで約5時間。まだ半分も来ていません。
本谷山へは狭い樹林帯の道です。

まだ本番でないですが、紅葉も色づき始めています。
本谷山が見えてきました。

地図を見ると鞍部からは150m以上も登り返します。
結構登るね〜。

下った後の登りは結構堪える。(違う筋肉を使うので)
7:18(2:06)、本谷山(2657.9m)に到着。コースタイムは4:40。

まだ、全速力(コースタイムの半分程度の速度)で歩く力は半分ほど残っている。
本谷山からは下り、登り下りを繰り返す。

登った後の下りは結構堪える。(違う筋肉を使うので)
標高2500m程度まで高度を落とした所から見た塩見岳。

また500m以上も登らなければいけない。
塩見小屋へは樹林帯の急登。

結構きついね。
塩見新道との分岐点に着く。

塩見新道は距離は短いが、標高差が大きいので、登山客は少ない。
最低点から250m以上登って、塩見小屋直前で樹林帯を抜けました。
振り返る。

権右衛門山をトラバースし、登ってきました。
8:12(3:00)、塩見小屋(2766m)に到着。コースタイムは7:00。

小屋のベンチに座り、ヘルシアウォーターを飲み、少々休憩。さすがに爆走したのでかなりの疲労がたまった。

休憩するとダメ。動きたくなくなる。
なんとか立ち上がり、登り始める。

塩見小屋では、天気がいいので、布団の虫干し。
さあ、最後の試練が見えてきました。
残りのコースタイムは1:20。

手前の天狗岩のピークの横を通り、塩見岳をめざします。
まずは天狗岩を攻略。

これがまた、どこまでいけばピークなのかわからない。
おいおい、どこまでつづくの?

しっかりとしたルートもないし。
8:34(3:22)、天狗岩ピークの横に出ました。

ここからは塩見岳本峰に取り付きます。途中までは登山道らしきものはあるが、上部ではペンキだけが唯一の目印。一応、矢印が登山ルートの様ですが、特に定まっていません。
上部はわかりにくい。
ペンキだけが頼り。

指定されたルートから大きく外れると「塩見バットレス」と呼ばれる崖など、とても危険です。
ヘロヘロになりながら、岩場をクリア。

頂上はもう少しの様です。
8:48(3:36)、塩見岳西峰(3046.9m)に到着。コースタイムは8:20。コースタイムの43.2%で登頂、もちろん休憩も含みます。

もちろん山頂からの展望360度。最高です。
西峰のすぐ近くに東峰があります。すぐに東峰へ行きましょう。

後ろには富士山も見えます。
8:50(3:38)、塩見岳東峰(3052m)に到着。

ここで景色の写真撮影。
南方面。

悪沢岳や赤石岳など。
北方面。

南アルプス北部。
北西方面。

北アルプスなど。
西方面。

中央アルプスなど。いままで歩いてきた稜線も見えます。



その他は塩見岳の展望へ



9:26(全行程4:14, 帰り0:00)、山頂に38分滞在し、下山開始。

いままで登ってきたルートが一望できます。
今度は岩稜下りです。

慎重に下ります。
天狗岩への登り返し。

休んでしまうと足が動かなくなるので、少しの登りもきついです。
左手をみると、今度戻るルートが見える。

結構あるね〜。
9:56(4:44, 0:30)、塩見小屋に到着。下りのコースタイム0:50。

写真の男性を途中で抜かしたが、もう戻ってきたことに驚かれる。
本谷山へは、長〜い樹林帯。

気分的に萎えます。
途中で見えた塩見岳。

この角度ではあまり、塩見岳らしくない。
本谷山への登り返しは堪えます。

もう、疲労のピークでもある。
10:51(5:39, 1:25)、本谷山到着、疲れたので休憩。下りのコースタイム2:55。

ここ付近で数多くの登山者とすれ違い「もう登ってきたの」と結構聞かれた。

ここからは、塩見小屋宿泊者を次々と抜かす。
本谷山直下からの帰り道。

一回大きく下って、三伏山まで登り返し。登り返しはゆるやかに登るので、思ったよりつらくはない。
三伏山山頂付近は景色の見渡せる稜線。

いい景色です。
11:24(6:12, 1:58)、三伏山に到着。ここでも少々休憩。

休憩の頻度が多くなってきた。
三伏山からの塩見岳。

往きと違い、順光なのできれいです。紅葉はもう少し後のほうがきれいでしょう。
11:33(6:21, 2:07)、三伏峠に到着。帰りのコースタイムは4:10。

二泊三日であればここがベースとなるでしょう。
11:43(6:31, 2:17)、豊口山分岐に到着。帰りのコースタイムは4:25。

帰りは4kmだそうです。
往き同様、怪しい橋を渡ります。

疲れた足では踏み外しそうです。
11:53、水場が出現。

少し水が残っていた「南アルプスの天然水」のペットボトルに、南アルプスの天然水を入れる。

出来上がったものは「南アルプスの天然水ブレンド」という新商品。
12:03、ああ、なんて長い下山道だろう。

水分しかとっていないので、完全にエネルギー切れ。途中で「ガルボ」を食らう。
12:18(7:05、2:52)、豊口山間のコルに到着。帰りのコースタイムは5:25。

本当に歩くのがいやになってきた。
高度を下げるにつれて、雲の糸にからまるようになる。

登山道も全体的に荒れているので、絶えずブレーキをかけながらの下山なので、足も痛くなってきた。
12:42(7:30、3:16)、鳥倉登山口に到着。帰りのコースタイムは6:05。

やっと、拷問の下山道からの開放だ。
でも、林道歩きも長いのだよね。
遥か遠くに駐車場が見えてきた。

なんで、あんなところで車はとめられるの?
13:07(7:55、3:41)、駐車場に到着。帰りのコースタイムは6:35、全体のコースタイム14:55。

結局、登りより、下りの方が時間がかかってしまった。

しかし、順調な登山ができたので満足です。

いつものように、速攻帰る。

今回は、5時までに自宅への到着が難しいため、諏訪IC近くの「モスバーガー」で昼夜兼用の食事。

6時過ぎに自宅に到着。

今回登山で学んだこと
・まだ紅葉には少し早かった。

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