2008.9.20 〜空木岳(2863.7m)〜
初めて山コミメンバーと、台風の通過でやきもきし、なんとか登れたが、帰りにすべって「捻挫」

ルートマップ
標高差:1914m
累積標高差:2031m
平面距離(全行程):16.5km
駐車場・登山口:長野県駒ヶ根市駒ヶ根高原スキー場
コースタイム:駐車場-(約1:20)-林道終点-(0:30)-タカウチ場-(0:40)-水場-(1:00)-マセナギ-(3:00)-分岐-(0:15)-空木避難小屋-(0:45)-空木岳-(0:20)-駒石-(0:20)-分岐-(2:10)マセナギ-(0:30)-水場-(0:25)-タカウチ場-(0:20)-林道終点-(約0:50)-駐車場
コースタイム(合計):約12:25
登山時間:駐車場-山頂-駐車場。10:33、同行者3名(登山)、単独行(下山)

登山行程
0520駐車場-0614三本木地蔵-0707タカウチ場-0753池山小屋近くの水場-0843マセナギ-1057分岐-1120空木平避難小屋-1216/1300駒峰ヒュッテ-1308/1314空木岳-1332駒石-1343分岐-1434マセナギ-1459池山小屋近くの水場-1529林道終点-1553駐車場

なぜこの山?
前日(9/19)は岐阜で「会合」があり、そのついでに金華山(岐阜城)を登ってきた。当日(9/20)は埼玉へ帰る予定であるが、当然そのまま大人しく帰るはずはない。「山」へ寄っていく。

山は、岐阜と埼玉の間の山を考えていたところ、現在加入しているmixiのコミュニティー「30代:登山、山スキーなど」にて、駒ヶ根→空木岳→木曽駒ヶ岳→駒ヶ根のコースを9/20〜21で走破するイベントがあり、その9/20の駒ヶ根→空木岳に部分参加させていただくこととした。(いつも一人だとつまらないからね)

ただ、前日まで台風13号が日本を縦断する予想となっており、当日の予報も台風のど真ん中になる可能性であったが、予想よりも早く台風が通過したため、登山決行となった。(よかったですね)

登山口までの移動・登山記録
岐阜より夜間のうちに長野県駒ヶ根市駒ヶ根高原スキー場に移動。5:00の待ち合わせまで仮眠をする。

ちなみに、今回は同行する方々(Tuさん:女性、Taさん:女性、Hさん:男性)は初めてお会いする。

5時少し前に起きたところ、隣に駐車してあった車もごそごそと起きだした。

すると、Tuさんが話しかけてこられて、隣の車が今回同行する方々であることが判明する。皆様は深夜1時過ぎに来られて、女性は車の中で、Hさんはテントで仮眠をしたそうだ。

写真は出発の準備をしている最中。
5:20(0:00)、まだ日が明けきらない状態で、空木岳へ出発。

同行者の紹介は後ほど。(顔はお見せできません)
駐車場横にご覧の看板。

百名山なので、標識はしっかりとあります。
ぼちぼち歩きましょう。
夏とは違い、5:22ではまだこれぐらいの明るさ。

楽しい山シーズンも、もうすぐ終わりを迎えます。
駐車場を抜け、登山道へ入ります。

今回、うりうは絶えず最後尾を歩き続けます。
同行者です。前から、Hさん、Taさん、Tuさん。

今回の企画の発案者はTuさん。もともと他に男性2人も参加予定でしたが、仕事の都合で参加できませんでした。なので、Hさんが持ってきていた今夜の山小屋での「宴会グッズ(お酒、おつまみなど)」は少々「お荷物」になってしまいました。



しばらく歩き続けると、Taさんがお疲れになられたので、Taさんのザックをうりうが持ちます。



Taさんが身軽になったので、今度は荷物が重いHさんが、つらそうです。

途中で、後ほど出てくる「林道終点」まで、うりうの車で皆様を送っていけばよかったことに気付きました。(が時すでに遅し)
歩いている最中に、いかにも熱帯地方産と思われるフルーツ?が落ちていた。

誰かが落としたのかね。
6:14(0:54)、三本木地蔵に到着。

このレリーフは何でしょう?
林道に出ました。

ほんの少しだけ「林道終点」まで、林道歩き。
6:29(1:09)、林道終点に到着。コースタイムは約1:20。

奥に止まっている車の方は、途中ですれ違います。
林道終点の東屋で休憩。

これから「馬鹿尾根」の始まりです。(これまでもですが・・・)
ここからの景色。

塩見岳。
赤石岳と聖岳。
休憩後、林道終点から登山道へ。

うりうの車を利用していたら、ここまで歩かず済んだのですが・・・。
登山者カードはHさんが出したかな?

どうしたか忘れました。
7:01(1:41)、こもりが沢の岩窟への分岐。

行かず。
7:07(1:47)、タカウチ場に到着。

コースタイム約1:50。
7:24、しばらく歩くと、木の間から南アルプスを眺めることができます。

ちゃんと見れたのはこれが最後でした。
7:28、途中に水場があるので100mぐらい下りて汲みに行きましょう。
沢の水を汲む。

Hさんの「山が好き、酒が好き」がいいですね。
登山道に戻り、歩くと謎の植物。

何でしょう?
7:53(2:33)、池山小屋近くの水場に到着。コースタイムは約2:30。

これが本当の水場であるが、さっきのは大丈夫?
(ちなみに私は大丈夫)
写真を撮ってもらう。

こんな感じで登ってきました。

後ろがTaさんの荷物。前が最近買った、私の「トレラン用20Lザック」。
8:01、さあ、行きますか。

また最後尾を歩きます。

最後尾の利点は写真撮影にとても良い。
8:22、Hさんが急坂でとてもつらそうなので、Hさんのお酒をうりうのザックに移し替えます。

うりうのザックは前に背負って?いるので、お酒の香りがいい感じに香ります。

歩きながら酔えるかな?
8:43(3:23)、マセナギに到着。コースタイムは約3:30。

ご覧の「けもの道」を登れば景色が見れそうです。

行ってみましょう。
うりうが見に行くと、みなさん登ってきました。
見事に景色が開けていました。

しかし、先ほどより雲が多くなっており、南アルプスがよく見えません。
後姿。

まあこんなもんでしょう。
登山道に戻り、登りはじめると、急坂の連続。

ここから先は「大地獄・小地獄」が待っています。
9:14、ご覧の標識。

恐らくここからが「大地獄」の始まりでしょう。
急な登り下りが続くが、恐ろしい所は特にない。
よく整備されているため、ご覧の橋も作られているので安全。
急なところは階段も整備。

大丈夫ですね。
9:45、どうも「大地獄」は終了のようである。

最初の地獄は31分で通過。
次は「迷尾根」。

特に迷うことはない。
ここは「小地獄」かな?

どこが「小地獄」かわからないまま通過。



地図には「ヨナ沢の頭」があるが、よくわからないまま通過。



完全にガスってしまった。

もう展望は期待しません。
10:57(5:37)、「分岐」に到着。コースタイムは約6:30。

ここで、尾根道を行くか、空木平を行くか、であるが、コースタイムが5分短い空木平経由とする。
空木平経由の道はやや荒れている。

結構、ブッシュなどが多い。
時々開けます。

もう紅葉な感じです。
空木平へは下ります。

ガスは晴れないかな?
空木平は見事な紅葉です。

これだけでも来た甲斐がありました。
11:20(6:00)、空木平避難小屋通過。

コースタイムは約6:45。
紅葉の中を歩きます。

とにかく見事です。
途中から水のない沢を登ります。

岩石だらけで歩きにくいです。
11:31、おっ、ガスが少し晴れた。

もしや、あれ(矢印)は山頂直下の駒峰ヒュッテではないですか?

でも、空木平避難小屋から山頂までコースタイムが0:45となっているが、絶対無理な時間設定である。(間違っているのではないの?)
初めて人とすれ違いました。台風直後なので縦走している人はほとんどいないでしょう。

林道終点にとめてある車の持ち主です。空木岳をピストンしてきたそうです。
駒峰ヒュッテまでは急坂+岩が多い登山道。

みなさん、がんばって登りましょう。
駒峰ヒュッテまで、あと少し。
12:16(6:56)、山頂直下の駒峰ヒュッテに到着。コースタイムは7:20ぐらいかな。山頂までは約7:30。

空木平避難小屋からは結構きつかったですね。

この小屋はほとんどの期間「無人」です。なので、食事つき宿泊は空木岳を越えた「木曽殿山荘」しかありません。
ここのテラスで昼ごはんとしましょう。

ガスが晴れるといいですね。
Hさんのザックからは、バーナーが登場。Taさんからいただいたチキンラーメンをいただきました。

ガスで寒いので、あったかい食事はありがたいです。

ちなみに、移し替えた「お酒」は、手前のペットボトルとビン。Hさん自家製の梅酒です。
昼ごはん最中に少しガスが晴れました。

テラス正面(北方面)は急峻な崖となっていました。
崖の角度はこんな感じ。
東方面の空木平方面です。矢印が空木平避難小屋。

往きは沢沿いを登り、帰りは左の尾根を下ります。
これが空木岳御本尊です。(西方面)

もう、着いたも同然ですね。
南東方面は下界がわずかに見える。

向こうは南アルプスですが、雲に覆われてしまいました。
13:00(7:40)、空木岳へアタック。
13:08(7:48)、空木岳へ到着。コースタイムは7:30。

とても長い登山道でした。残念ながら景色は一切見えません。
よく見ると、先ほどの写真の反対方向の岩のが高い気がする。

1〜2m程度ですが。
13:14(全行程7:54、下り0:00)、木曽駒への縦走予定の皆様とはお別れです。

楽しかったです。さようなら。



帰りは「トレイルラン」で下ります。



駒峰ヒュッテを通過し、尾根筋を下ります。

下るとガスが晴れてきます。
おっ、晴れました。燕岳(程ではない)の様な奇岩群があります。

いい感じですね。こんな感じを待っていました。
岩の間をぬって行きます。
後ろを振り返る。

空木岳よ、さらば。
「駒石」が見えてきました。
13:32(8:12, 0:18)、駒石に到着。下りのコースタイムは0:20。

写真のオバサンが「じゃま?」と聞いてくるが、そんなことはありません。人がいると大きさがわかるので良いです。



快調に下っていると・・・

ツルッ、ステン!。転倒して右足を捻挫してしまった。

痛くてしばらく動けなかったが、しばらく経つと痛みがひいてきたので、また歩き始める。



すべったのはこの岩。

特に濡れているわけではないのに、不注意でした。
13:43(8:23, 0:29)、分岐に到着。下りのコースタイムは0:40。

ここからはつまらない「馬鹿尾根」を下る。
ここは大地獄。

登り下りのアスレチック。
こんな岩も越えます。



しばらく「走る」と・・・

また同じ右足を捻挫。また痛い・・・

今度こそ歩けないことを覚悟したが、また痛みがひいてきたので、よかった。



14:34(9:14, 1:20)、マセナギを通過。

下りのコースタイムは2:50。
14:59(9:39, 1:45)、池山小屋近くの水場を通過。

下りのコースタイムは3:20。
15:08(9:48, 1:54)、往き、甲斐駒〜西農鳥岳が見えた所。

もう、山頂は雲に覆われています。

ここで少々休憩。
15:29(10:09, 2:15)、林道終点に到着。下りのコースタイムは4:05。

正面の車の老人は空木岳登山の下見に来たそうだ。ロープウェーから登ろうか迷っているそうである。

あと残りはコースタイムで約0:50。
最後は残りの力を振り絞って走る。

意外にアドレナリンが出ているのか、足は痛くない。
15:53(10:33, 2:39)、駐車場に到着。下りのコースタイムは約4:55。

いつものように、そのまま帰ります。
帰りの中央道の諏訪SAで夕飯にモスバーガーを食べるが、「温泉」をみたらムショウに入りたくなり、入ってしまった。

気持ちよかった〜。

今回登山で学んだこと
・飛ばすと危険。

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