2008.9.6 〜伊予ヶ岳(336.6m)〜
とうとう登山は「山無県」に上陸、あのマッターホルンを制覇(ただし「房総の」)

ルートマップ
標高差:281m
累積標高差:300mぐらい
平面距離:2.0km
駐車場・登山口:千葉県南房総市平群天神社
コースタイム:天神社-(約0:50)-南峰-(約0:05)-北峰-(約0:05)-南峰-(約0:30)-天神社
コースタイム(合計):約1:30
登山時間:天神社-北峰-天神社。2:09、家族と

登山行程
0756平群天神社-0825/0833東屋(展望台)-0846/0850南峰-0858北峰-0905/0933南峰-1005平群天神社

なぜこの山?
話が長くなる。(いつもそうであるが・・・)

当初、その週末(9/6-7)に息子を海に連れて行くこととしていた。海無県の埼玉県は海までは遠い。一番便利な海は茨城県であるが、以前茨城県に住んでいたことがあり、海に何回か行ったことがあるが、夏真っ盛りなのに「寒い」。なので、あまり茨城県の海へは行きたくはない。そこで、今回は夏真っ盛りである(と思われる)房総(千葉県)の海へ行けば良いのではないかと考えた。

海へ行くだけでは、個人的には(妻的にも)つまらない。しかし息子は砂遊びができて楽しいかもしれない。そこで、何か面白いアクティビティーがないか、いろいろ探したところ、見つけたのが「サマースポーツフェスタ in 鴨川」のアクアスロン(Swim 400m + run 2km)。この競技の前後で息子に砂遊びでもさせ、終ったあとに適当に海でうだうだすれば楽しいのではないかと考えた。そこで、目的地は「鴨川」に決定した。

しかし、この競技を申し込んだのは一ヶ月以上前であり、いざ海に行くとなると、やっぱり山へ行きたいと思ってしまった。山無県の千葉県では、ろくな山がない。以前、鋸山には行ったことがあり、別の山を探したところ、持っていたガイドブックに「房総のマッターホルン」と書いてある伊予ヶ岳を見つけた。これは面白いと今回は海に行く前にこの山へ登ることとした。

登山口までの移動・登山記録
朝3:30に埼玉自宅を出発し、木更津から一般道を走り、朝食を食べるために一旦、登山口のある南房総市を通り過ぎて6時過ぎに館山市に着いた。

ここは館山市の海岸。

海無県の埼玉県に住んでいると海はとてもめずらしい。
気分のいい朝ですね。(ただし寝不足)
朝食は海岸沿いにある「デニーズ」。ここは海を意識したデザインとなっている。

安達太良山の登山前も福島県二本松市のデニーズで朝食を食べた。妻と登山へ行くときは、ここで朝ごはんを食べるのが恒例となりつつある。
朝食も食べ、いよいよ伊予ヶ岳へ向かいます。
(↑すこしシャレ)

登山口に向かう途中で伊予ヶ岳を撮影。「房総のマッターホルン」というが、どうでしょう?。

とがった山頂であるが、マッターホルンとはちょっと・・・。
ガイドブックによると平群天神社に車を停めると書いてある。

ここは天神社の入口の鳥居前。
間違いなく平群天神社のようである。

後ろの建物は郷土資料館のようである。
天神社にご覧の登山者用駐車場がある。

ここに駐車し準備をする。本日は暑くなりそうだ。
天神社ごしに伊予ヶ岳を見る。

伊予ヶ岳は二峰山であり、現在見えているのが「南峰」であり、三角点があるのは「北峰」である。
息子が池を見つける。

よかったね〜。
7:56(0:00)、息子をしょいこに乗せて出発。

今日は暑いので、見えにくいが「うちわ」も持参。
天神社の横の道を歩きます。
すぐに舗装路も終わる。

後ろに伊予ヶ岳南峰。
すこし未舗装路を歩くと左が登山道であるが・・・
草ぼうぼうで、妻が歩くのを嫌がる。

しょうがないので、うりうが先頭で歩く。
やがて畑の横に出る。

ここだけ歩いていると、田舎のあぜ道を歩いているようだ。
整備された登山道に出る。

これだけ整備されていることは「隠れ名山」なのかもしれない。
林の中に入ると、蜘蛛の糸が顔にまとわりつきとても不快。

また、妻が先頭を歩くのを嫌い、うりうが先頭で歩き、蜘蛛の糸を払いながら登る。
徐々に、傾斜が急になる。

本日の体調は暑すぎるのもあるが「絶不調」。非常に足取りが重い。(前日に走ってしまったのも原因の一つ)
写真の分岐を手前側に折れ曲がる。

向こう側は「富山(とみさん)」と書いてあるが、富山へ行くには一度車道歩きをしなければならない。
滝のように汗が出る。

息子はうちわを持っているが、特に扇いでくれるわけではない。
本当に急な登山道だね。

途中で立ち止まることはほとんどないが、今回は立ち止まってしまった。
8:25(0:29)、東屋が現れる。

ここで一旦休憩。(息子が蜘蛛が怖いといっているのもある)
東屋の横には「展望台」。

ここからは・・・
富山が見える。
非常に暑い。

息子は暑くはないが、みえない蜘蛛の糸の恐怖に怯えている。
8:33(0:37)、再び登り始める。

最初はご覧の階段であったが・・・
角度が急になり、ロープもある。

しょいこでなければロープは不要だが、しょいこではありがたい。
妻には、ロープで登るのではなく、なるべく補助で使うように指導。

ロープは切れる可能性もあるし、横へ振れるので、なるべくなら使わないほうがよい。
20kgを背負ったアスレチックは大変である。

この状態でロッククライミングは不可能である。
すぐにテンション→フォールである。
妻はこういうことをしたことはあまりない。しかし、あまり怖くないという。

そういう意味では、結構ロッククライミング向きといえる。
妻は先に行ってしまった。

最後の登りは鎖場。
妻が先に到着。

体が軽いので、さっさと登れる。
8:46(0:50)、伊予ヶ岳南峰に到着。

左を登れば見晴らしがよい。
ここが展望台。

ご覧のように先端は一人ぐらいしか入れない。
南峰を堪能する前にご覧の北峰へ行く。

本来であれば、約5分程度の道のりである。
8:50(0:54)、妻と息子を置いて北峰へ向かう。
キャー。くっ、くもの巣地帯だ〜。

大量のくもの巣を取り払いながら、慎重に進む。
最後の登りを登ると・・・
8:58(1:04)、伊予ヶ岳北峰に到着。

南峰には三角点がなく、あるのは北峰。
北峰から見た南峰。

ご覧の通り、切れ落ちている。
少し拡大。

この後、うりうは柵を乗り越え、矢印のところまで行く。
9:05(1:09)、南峰に戻りました。

この後、うりうは柵を乗り越え、矢印のところまで行く。
もう少し、体の乗り出しましょう。
おっ、見えました。

離れた岩がみえる。
別方向は垂直。

怖いですね。
正面(西方向)には富山。

夏なので霞んでいる。
南方面は、登山口である平群天神社(矢印)が見える。

とがった山頂なので全方向見渡せるが、房総は低山ばかりなので、これといって面白くはない。
ん?、妻と息子は何をやっているのかな?
息子がポテトチップスを落としたら、ありが寄ってきて、それを観察していた。

おおきなポテチをしっかりと巣穴に運びました。
さらに、ケルンを製作。

約10cmのケルンができました。
9:29(1:33)、さあ、下りますか。

先週に引き続き、しょいこでの最難関の「岩下り」です。
ほとんどの場合は登りより、下りのが難しい。

ここも慎重に下りる。
ゆっくりと下りましょう。

東屋には9:42(1:46)に着いたが、帰りの行程の約半分を、このロープ地帯に費やした。
体力的には下りのは楽なので、すぐに「富山」への分岐に来ました。
ささ〜と下りて・・・
10:05(2:09)、天神社駐車場に到着。
着くと、家族連れが登る準備をしていました。

今回登山で学んだこと
・夏の低山は「暑い」「くもの巣地帯」であった。

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