2008.8.23 〜酉谷山(1718.3m)〜
今週末は雨、雨の日は当然・・・登山でしょう、ヘンかな?
ルートマップ
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標高差:688m
累積標高差:855m
平面距離:9.3km
駐車場・登山口:東京都奥多摩町三又
コースタイム:三又-(1:30)-七跳山分岐-(0:50)-酉谷峠-(0:15)-山頂-(0:10)-酉谷峠-(0:50)-七跳山分岐-(1:00)-三又
コースタイム(合計):4:35
登山時間:三又-山頂-三又。2:12、単独行
登山行程
0332埼玉自宅-0500日原鍾乳洞駐車場-0539三又-0623七跳山分岐-0645酉谷峠-0653/0702山頂-0707酉谷峠-0727七跳山分岐-0751三又
なぜこの山?
今週末は土日ともに「雨」。あらゆる手段を講じて、とにかく百名山レベル(アルプスレベル)の登山へ行きたかったが、とうとう断念。それで「雨の週末はどうしよう?」といろいろ考えた結論は・・・「雨の山中へ突撃」という愚行だ。
愚行である以上は「登りがいがあり、さえない山」へ登りたい。それを満たすには「高低差はそれなりにあり、途中も山頂も展望に恵まれない」という条件となる。関東の周辺の山の中で、標高があり、もっともさえない山は「酉谷山」であり、雨の日の「愚行」にはもってこいの山だ。
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「山と高原地図」によると、酉谷山へ通じる「小川谷林道」は一般車通行止めと書いてあり、その手前の日原鍾乳洞付近に駐車しなければならないこととなっている。つまり、小川谷林道は永遠と歩かなければならない。それで登山時間を計算すると、雨の悪条件も考慮して4時間程度はかかることとなるので、朝食を家で食べるのは不可能となる。(つまり「モーニングトレイル」は不可能)
そこで、妻には10:30に、朝食をどこかで食べて帰宅すると伝えた。
登山口までの移動・登山記録
3:32埼玉自宅出発。青梅街道を走り、奥多摩町市街を右折し、日原集落へ方面に入る。
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ここは「東日原」の有料駐車場。
そのうちに「蕎麦粒山」へ登る(多分モーニングトレイル)ので、その下見をする。
写真は帰りに撮影。
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集落を越え、北の端が「日原鍾乳洞」だ。
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ここが小川谷林道の入口。駐車場は「有料」との記載がある。
(日原鍾乳洞の駐車場なので)
しかし、ゲートなどは存在せず、奥までいけそうな感じであるので、少し奥まで進む。
写真は帰りに撮影。
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途中で車を止め、どうしようかと考えていたところ、一台の車が林道の奥へ進んでいく。
この車の後をつけ、さらに奥まで進む。
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その車は林道入口から1kmぐらい進んだ、開いたゲート手前の路肩に停車した。
乗っていた男性に尋ねると、男性は林道の横の川で釣りをするらしい。6月まではここのゲートが閉じていたが、現在は開いており、一番奥の「三又」まで車を進入できるらしい。知らなかったが、ここは川釣りのメッカであるらしく、釣り人はこの林道に車で進入するのは「当たり前」らしい。
それでは、林道なんか歩かず、車で行けるところまで行ってしまいましょう。
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未舗装道路を進むとバイクが止まっている。
これも「釣り」なのかもしれない。
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がたがた走り約30分、何十台も駐車できる広場が現れました。
ここが「三又(の手前)」ですが、さらに川沿いに車は進めそうです。
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さらに進もうと思ったところ、写真の通り、登ろうとしていた酉谷登山道は「通行止め」。
なので、ここに駐車をして、やや大回りの七跳(ななはね)尾根経由で行くこととなりました。
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しかし、林道を車で進めたので、日原鍾乳洞から登り1:50、下り1:30、得した。
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七跳尾根方面も車で進めそうでしたが、ご覧のとおりバリケードがあり、車は行けません。
5:39(0:00)、ここから登山を開始する。
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雨の中、林道を歩く。
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5:43(0:04)、ご覧の七跳尾根への登山道が現れる。
最初は違うと思ったが、標札を見ると「酉谷山」と書いてあるので間違いはない。
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いきなり急登です。
本日は最近の不摂生(お酒の飲みすぎ)で余り調子が良くなく、思うようにスピードが出せない。
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これはチクチクする雑草。
通過するときは本当に不快である。
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もちろん雨なので景色はご覧の通りです。
いったい何しに来たのでしょう?
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6:04(0:25)、わかりにくいが、分岐?が現れる。
最初、これが七跳山分岐かと思ったら違い、標札どおり右へ行く。
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引き続き、急登を登る。
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6:23(0:44)、七跳山分岐が現れる。コースタイムは1:30。いくら「不調」といっても、このコースタイムはちょっと渋めである。実感としては1:40〜50ぐらいは見ておかないと、多くの人はコースタイムオーバーとなってしまうであろう。
直進は七跳山(1651m)へ、右は天目山方面へ。
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酉谷山は左へ。
「長沢背稜」という尾根道を通る。
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尾根道は最初に下り、最後に登る。
ご覧の気持ちの良い道はほとんどない。
(たまたま撮ったらこれだった)
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ほとんどは、暗〜い、狭〜い、傾いた道である。
暗いのでピンボケ。
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一ヶ所、ご覧の橋がある。
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6:45(1:06)、酉谷峠に着く。コースタイムは2:20。
ここを右に登れば、じきに山頂である。
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うっそうとした森を登る。
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山頂が見えてきた。
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6:53(1:14)、酉谷峠に着く。コースタイムは2:35。コースタイムは全体的に渋め。
結局、晴れていたとしても、何もみどころのない登山道であった。
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見事な逆光で撮影。こんな雨の日に登山をするなんて、本当にバカだね〜。
たとえ晴れていたとしても、ご覧の方向に開けるだけなので、雨の日にこの山を選んだのは「正解」であった。
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7:02(全行程1:23, 下山0:00)、下山をする。
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7:07(1:28, 0:05)、酉谷峠。コースタイムは0:10。
左に進む。
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尾根を走る。
利き足が右なので、登山道は右に傾斜していた方が走りやすい。なので、帰りのがよい。
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7:27(1:48, 0:25)、酉谷峠。コースタイムは1:00。
右へ行く。
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つづらおりの坂を下りる。
下りはやっぱり楽。
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林道が見えてきた。
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最後の林道を走る。
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7:51(2:12, 0:49)、三又に戻る。コースタイムは2:00。
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こんな雨の時に登山をする人がいるんだね〜。
自分もですが。
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林道を下る。
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林道を下る途中で、数台の車を発見。
みなさん釣りなんですね。
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林道始点に戻る。
ご覧の奇岩を発見。
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帰る途中で撮影。
ここの地形は全体的に急峻だ。
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帰りに吉野家で朝ごはんを済ませ、9:45頃に自宅に帰る。
今回登山で学んだこと
・雨の日の登山はさえない山に限る。
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