2008.8.18 〜一切経山(1948.8m)〜
当日ニ山目は家族と一緒に登る、個人的にはここは百名山に勝る美しさであると思う

一切経山の展望へ

ルートマップ

標高差:390m
登山口:福島県福島市浄土平
駐車場:浄土平駐車場(410円)
登山時間:浄土平-山頂-酸ヶ平避難小屋-浄土平。3:34、家族と
コースタイム:浄土平-(0:50)-酸ヶ平への分岐点-(0:25)-山頂-(0:20)-酸ヶ平への分岐点-(0:10)-鎌沼への分岐点-(0:30)-浄土平
登山行程:1102浄土平-1158酸ヶ平への分岐点-1221/1256山頂-1314酸ヶ平への分岐点-1327酸ヶ平避難小屋-1436浄土平

なぜこの山?
当日早朝はうりうだけがホテルを抜け出し磐梯山へモーニングトレイルをしてきた。本日は晴れなので当然家族と登山であり、「西吾妻山(百名山)」か「一切経山(三百名山)」に登ることを考えた。妻はちょっと大変なのはいやだというので、つまらない西吾妻山より、楽で景色が良い一切経山へ行くこととする。

一切経山は、弘法大師が「一切経」というありがたいお経をここに埋めたという伝説からこの名が付いたといわれている。しかし、ありがたいお経であれば、埋めることをせずに人に見せればよいと思うのだが・・・。この山は長大な「吾妻連峰」の東に位置し、これを独立した山とするか、吾妻山の一山と見なすかはわからない。

とにかく三百名山として「独立」しているので、これは独立したものと考えるのが妥当ではないかと思う。

登山口までの移動・登山記録
ホテルで朝食後、少しのんびりとしたあと、磐梯吾妻スカイラインを使って「浄土平」へ向かう。

磐梯吾妻スカイラインから見えた安達太良連峰。

一番左のピークが連峰最高峰の「箕輪山(1728m)」で、安達太良山はこれらの山に隠れて見えない。「丹沢山」と同じように山塊の最高峰が百名山に選ばれていない例である。丹沢山は山塊全部で「百名山」としているが、安達太良連峰では、箕輪山はほとんど考慮されていない(深田久弥「日本百名山」参照)。

10:43、浄土平に到着する。草津白根山の湯釜の駐車場とよく似た感じの雰囲気である。

典型的古典的レストハウスも健在。
駐車場東側には、これもまた湯釜によく似た「吾妻小富士」が見える。

湯釜とちがう点は、水が溜まっていないことである。
駐車場北西には、一切経山の前衛の山(無名)が見えている。

この山と一切経山の標高はさほど変わらない。
(つまり、これだけ登るということ)
駐車場西には「浄土平ビジターセンター」と「天文台」がある。

その後ろには「東吾妻山(1974.7m)」。景色は吾妻連峰最高地点の「西吾妻山(2035m)」よりも、よいらしい。
11:02(0:00)、ビジターセンターの前で写真を撮って登山開始です。今回は息子は歩くかな?(期待はしていません)

いままでの自分の姿があまりにも「ダサい」ので、今回はバンダナを着用しました。
登山口へは、ビジターセンターの裏の臨時駐車場を歩きます。
左手には「吾妻小富士」と「なんちゃって湿原」があります。

登山をする気はない人は、これらで済ますでしょう。
臨時駐車場の奥から登山道です。
すぐに右折します。

ここから左の尾根筋を登ります。
橋を渡る。
いきなり急な登りです。

もう少し平地で足を慣らしてからでないときついです。
妻が見ているのは・・・
泥水が溜まった火口。

後ろには吾妻小富士も見えます。
途中で抜かされた若い女性二人組に写真を撮っていただく。

「大変ではないですか?」と聞かれるが、
「大変です」としか答えようがない。
(一番大変なのは、息子がいうことを聞かないこと)
妻は安達太良山の時と違い「不調」。

体感速度はコースタイムと同じ。
若い女性二人組は瞬時に上へ行ってしまった。

しかし、あと見えている登りを登れば平坦になる。

その時妻は・・・
休憩。

もちろん、せかすつもりはないので、自分のペースで。

妻が「登山道がわかりにくい」というので、
「ここは特に決まったコースはないので、自分で道を選んで進んで」というと・・・

落石の巣窟のような所を歩く。

なんで、そんな所へ入り込むの?
と言っている間に平坦な場所に出る。

11:58(0:56)、酸ヶ平への分岐点に着く。コースタイムは0:50。

ここからはハイキングコースだ。
ここからは吾妻山の美しい風景が広がる。

手前の湿原は
酸ヶ平、
沼は鎌沼、
奥の左のピークは
中吾妻山
(1930.6m)。


一番手前の小屋は
酸ヶ平避難小屋。
左に目を移すと
「東吾妻山」。
あとはほぼ平坦なので、てけてけ歩きましょう。

正面右の丘みたいなのが、一切経山。
もう、一切経山の山頂近くにある「空気大感謝塔」が小さく見える。
振り返る。

ご覧の通りきれいである。
前衛の山を巻くと、雲海の上に出る。

まさに天上の世界だ。
吾妻小富士を上から俯瞰。

雲の上に浮かぶ要塞のようだ。
荒涼した道を歩く。

正面奥が山頂である。
妻を抜かし、振り返る。

少し肌寒く、息子がうるさくなってきたので、一足先に山頂へ。
12:20(1:18)、山頂手前の空気大感謝塔。

確かに空気に感謝できるようになれば幸せです。
12:21(1:19)、広い山頂にポツンと標札。山頂に到着。

コースタイムは1:15。いつもの子連れ登山の速度です。
記念撮影。息子はとうとう登りは歩かなかったね〜。

この山はまだ「ごほうび」があるので楽しみです。

北へ歩くと・・・
来ました。ごほうびの「五色沼」です。

見事な色合いです。
最初は五色沼を見ながらおやつにしようかと思ったが、息子が「斜面がこわい」というので、少し下がった見えない位置(立つと見える)へ移動。

息子の服装はなんなんだ?
結局、ここでおやつ。(弁当を買うのを忘れた)

わずか左に見えている二人組の所まで行くと五色沼が見えるのにね。
五色沼から左の北西には烏帽子山などの吾妻連峰の北部。
西には最高峰の西吾妻山が見える。
南西には磐梯山が見えるが、雲の中。
南には安達太良連峰が見える。

鉄山の荒々しい山容も見える。



その他は一切経山の展望へ



12:56(全行程1:54, 下山0:00)、下山する。
ご覧の道を歩く。
13:14(2:12, 0:18)、酸ヶ平への分岐点に着く。コースタイムは0:20。

帰りは避難小屋経由で下りることとする。
ご覧の道を下りると・・・
13:27(2:25, 0:31)、酸ヶ平避難小屋に到着。

ここにはきれいなトイレがある(そうだ)。
これが避難小屋。
写真の道を右に行けば「鎌沼」。左に行けば浄土平。
13:35(2:33, 0:39)、分岐を左で浄土平へ向かう。

コースタイムは0:30。
すると、息子が歩くというので歩かせる。

木道だったので歩きたかったようだ。
木道はすぐになくなるが、息子は歩き続けている。

しかし、コースタイムの倍ぐらいの速度でとても遅い。
(しかもおもちゃは離さない)
左手には先ほど登ったルートが見えている。
やっと浄土平が見えてきた。

ここからもかなり遅い。
やっと浄土平に着くと、息子が走り始めた。

お菓子を買ってあげるといってあるので、ここからは速い。
(それだけ走れるのなら、もっと歩けるはず)
14:36(3:34, 1:40)、浄土平に到着。コースタイムは1:00。

息子を歩かせてから、コースタイムの倍かかってしまった。

レストハウスではソフトクリームを食べる。

今回登山で学んだこと
・息子が歩いてくれるのはいいが、遅すぎる。

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