2008.7.13 〜四阿山(2354m)〜
マラソン+登山の「変則トレイル」、妻と約束した「15:30」に帰ることはできるのか?

四阿山の展望へ

ルートマップ
標高差:914m

コースタイム(あずまや高原ホテル-山頂):2:50
コースタイム(山頂-あずまや高原ホテル):2:20

登山時間:2:58、単独行

登山行程
1043登山者駐車場-1222山頂-1341登山者駐車場


なぜこの山?
くわしくは北軽井沢マラソンをご覧下さい。

今回「マラソン+登山」という「変則トレイル」という形となってしまった。

登山口までの移動・登山記録
妻に「15:30帰宅、子供の看病をする」と約束。当日は、10:30四阿山登山開始、13:30下山、15:30自宅到着という「無謀な」予定を組んでいた。

北軽井沢マラソン出場後、すぐに四阿山へ向かう。

四阿山へ登ることを決めていたが、持っている資料は「関東の山あるき100選」という本だけで、この本には「タボス牧場駐車場」からのルートしか載っていない。わずかな記憶で、他の登山ルートは、「パルコール嬬恋」「鳥居峠」「あずまや高原ホテル」も登山ルートがあったと思う。

最初に「パルコール嬬恋」の案内が出てきたが、考えた末「四阿山登山」の表記がないためパスをする。

車窓に四阿山が見えてくる。

どこからでも登れそうな、ゆるやかな山容だ。

ただ、雲が多く「雷」の可能性があるのが気がかりである。

浅間山は完全に雲の中だ。(北軽井沢マラソン参)

次に「鳥居峠」を通過するが、登山口らしきものがわからず。

さらに走っていると「あずまや高原ホテル」の看板が出てきたので、そこからの登山は楽して登る日本百名山での記憶があるので、あずまや高原ホテルへ向かう。

あずまや高原ホテルの「一般者無料駐車場」に到着。

宿泊者駐車場にとめると、3000円(だったと思う)とられます。
この駐車スペースは記憶がある。

10:43(0:00)、ここで「トレイルランモード」で登山を開始する。

持っていくものは、幼児用のリュックサックに「貴重品」と「半分入ったバームウォーター」と「お〜いお茶濃い味」だけ。(服装は山頂での写真で)

最近わかったことだが、はっきり言って、多くの人は「荷物を持っていきすぎ」。
夏に雨が降ってレインコートを着ても内部から蒸れるし、食料だって一食抜いたって死ぬことはないし、必要ないものを持ちすぎな感じがする。ただ、夏場は水分だけは取らないと熱中症になるので、水分は必須アイテム。

「お弁当を山頂で食べる」などを楽しむのであれば話は別であるが。

あずまや高原ホテル。

ここに宿泊して、四阿山登山なんて、ゴージャスでいいですね。
「四阿山登山口」兼「別荘地入口」。

ここに登山届を出すことが出来る。
最初は舗装された道路。
ここは別荘地です。
分かれ道にきました。どっちだろう?。

左は緩やかな道、右はやや急な道。

いままでの経験で「いやな方」を選べば、大概正解なので、右を選ぶ。
正解でした。

ここが別荘地の一番はずれのゲート。

ゲートの右を抜け、トレイルに入る。
ゆるやかなハイキングコースを歩く。
10:58(0:15)、牧場と四阿山を見渡すところが現れる。

いままでの山にない広々とした風景だ。
先ほどの牧場を左に巻きながら、ハイキングコースを歩く。
すると一つ目の柵が出現。
(写真は通り過ぎてから撮影)

ここで写真の老夫婦が道がわからず困っていたが、楽して登る日本百名山での記憶があるので「この柵を越えればいいですよ」とアドバイス。

写真を撮ると、男性が「もしかしたらホームページでも作っているのですか?」と聞くので、「そうです」と答える。

しかし、ホームページの題名も伝えなかったので、たどり着くことは難しいでしょう。もしご覧なられていたら、ご連絡ください。

横は牧場、四阿山も見える。

先ほどの柵は、どうも「牛の脱走防止用」のようである。
四阿山はこちらで間違いないですね。
すぐに二つ目の柵。
(写真は通り過ぎてから撮影)

ここからは牧場と牧場にはさまれたところを歩く。
登山道はご覧の通り。

短パンのため、クマザサが足に当たり、かゆい。
場所によっては、道がわからないぐらい生い茂るところもあり。

かゆい、かゆい。
三つ目の柵が現れる。

ここからは左手に牧場を見ながら歩く。
柵の右手には牛三頭。

いかにも牧場ですね。
二つ前の写真に小さく写っていた牛。

微動たりしない。
少し登って振り返る。

一直線のゆるやかな登り。
牧場を抜けると樹林帯に入る。
樹林帯の中でも比較的明るい登山道を歩く。
正面には四阿山。
11:31(0:48)、ご覧の分岐に着く。

右が直登の登山道、左が中四阿山への登山道。

右へ行くが、森の中に「謎の碑」がある。
「1945.3.3-1973.9.18 中山俊一君」

どうも、中山俊一君は28歳で亡くなったようである。
ただ、どのような理由かは、この碑からはなにもわからない。
またクマザサ生い茂る登山道を登る。

また足がかゆい。

ここ付近で下山者とすれ違う。「雷がなるので注意してください」という。「さっさと登って、さっさと下りますので大丈夫です」と答える。(雷の予報があったのね)

11:40(0:57)、七合目、標高2000mの標識。

初めてこの存在を知ったので、どこが何合目か?
11:43(1:00)、すぐに「謎のほこら」出現。

ここで「バームウォーター」を飲んで、ワンブレーク。
少し登ると、だいぶ森林限界に近づいてきた感じ。

写真は中四阿山。
さらに登ると完全に森林限界。
実にわかりやすい「八合目」である。
11:54(1:11)、先ほどの右どなりに八合目、2100mの標識。

七合目が2000m、八合目が2100mということは、九合目が2200mとなる(山頂は2354m)。逆算すると、標高1440mのあずまや高原ホテルは一合目か二合目ぐらいになる。
八合目からは広々とした登山道。

景色を楽しみながら登ることができる。
(ただし、その余裕はないが)
中四阿山の向こうに根子岳が見えてきた。
振り返るとご覧の景色。

この景色は牧場の時と、さほど変化はない。
頂上はあそこか?

ゴールがわかるとエネルギーがわく。
12:03(1:20)、謎のほこら(二回目)。
あと少しジャン。

ここを登りきると・・・
「明らかにあそこが頂上じゃないか」というピークが見えてくる。

やられたよ。四阿山に。(至仏山でもこの表現)
12:07(1:24)、中四阿山への登山道と合流。

道を間違えないように注意。
四阿山山頂を見ながら歩く。
途中の広場で「強力団体様」がお弁当。

今回の登山で自分より若い人は見かけなかった。
広場を抜けると「御本尊」がお出ましになられる。

いったん下って、登れば山頂だ。
植生保護のための階段を登れば山頂だ。

ちなみに、わかりにくいが右に下りていくと、鳥居峠へ出る。
山頂到着・・・

と思いきや、休んでいる人に聞いてみると、もう少し奥だそうで。
12:22(1:39)、これが本当の山頂。

もう少し、奥へ行く。
奥まで行くと下り。

正面には本当の「四阿山(2332.9m)」が見える。
振り返るとこんな感じ。

三角点は見つからなかったが、矢印のところが一番高いようだ。
記念撮影。

マラソン大会との違いは、幼児用リュックと膝サポーターをつけただけ。
(靴もただのランニングシューズ)

右どなりの人と比較しても「超軽量化」を実現している。

四阿山の展望を撮影し、12:39(1:56)、下山開始。

帰りはランニングシューズなので走ることができる。
足先も痛くない。
(登山靴では走れない)

団体様で渋滞した。
12:49(2:06)、一つ目の柵で会った老夫婦と会う。

一つ目の柵(11:13)からここまで1:36で登ってきているので決して遅いスピードではない。推定2:30程度で登頂可能であるので、決して遅くはない。
12:56(2:13)、八合目。
13:12(2:29)、中山俊一君の碑があった分岐。
気付かなかった「五合目、1800m」が出現。

一合は100m刻みでした。
牧場が見えてきました。

あの牛はいるかな?
いました、いました。

相変わらず、微動たりしない。
これが一つ目の柵。

最初にこれを見ると「行けないのでは」と思ってしまいますね。
13:38(2:55)、別荘地のゲート。

三時間を目標にしていたのでダッシュをかける。
ランニングシューズなので走ることが出来る。
13:41(2:58)、駐車場に到着。

やったぜ、三時間切りだ!。
(と一人で喜ぶ)

速攻帰る。日曜の午後のせいか、高速道路には車が多い。花園IC付近では渋滞寸前までとなったが、渋滞はせず。15:45自宅到着。ほぼ約束は守れた。

帰宅後、息子の看病(妻は外出)。本読みなどをしていたが、熱が上がったせいか、嘔吐をする。服の着替え、洗濯、全部やりました。(すべて終ったあとすぐに妻は帰宅、タイミングが悪い)

今回登山で学んだこと
・山は「超軽量化」に限る。
・今後は「ランニングシューズ」で夏山に挑む。

四阿山の展望へ

左にメニューが表示されない場合は こちらをクリック
inserted by FC2 system