2008.6.7 〜大菩薩嶺(2057m)〜(日本百名山)
ルートマップ

標高差:477m
登山口:上日川峠(ロッヂ長兵衛)
駐車場:市営駐車場(無料)
登山時間:登山口-大菩薩嶺-大菩薩峠-登山口。3:47、息子と
登山行程
0440埼玉自宅-(入間IC-勝沼IC)-0635/0647登山口-0707福ちゃん荘-0801大菩薩嶺-0810/0832雷岩-0914/0938大菩薩峠-1012福ちゃん荘-1034登山口

なぜこの山?
当日は「晴れ」の予報。最近一ヶ月は息子は風邪気味で山へ連れ出すことが困難であったが、やっと連れ出すことが出来るぐらい回復した(咳をしているが)。三日前までは、妻も「山へ行く」みたいなことを言っていたが、前日は、多少の風邪気味という理由もあってか、なにかと「山道がいやだ」とか「早い出発はいやだ」など、屁理屈をつけていた(要は「行きたくはない」)。そこで、今回は息子を連れ出して「プチ遠出」をすることとした。息子との登山の丁度良い標高差は約500m、コースタイム4時間未満。手頃な場所で百名山は「大菩薩嶺」なのでそこへ行くこととした。

さらに細かい話をすると、息子を連れ出す(子守りをする)のは大変「うざい」。本当は一人で「スーパートレイル」へ行きたかったが、妻とのトラブル防止のため、今回は一歩引いた。結果としては、天気は「晴れ」であったが、山は雲が多かったので、これでよかった。

登山口までの移動・登山記録
晴れの土曜日なので中央道は遅いと渋滞する。渋滞すると息子が大騒ぎになるので、早朝の出発を画策する。寝たまま息子を車に乗せ、着くころに起こす予定であった。

4:00頃、うりう一人が起き出し、息子の着替え、背負子(しょいこ)を含めた登山用品一式を車に詰め込む。4:40頃、寝ている息子を抱っこして、そのまま車に乗せる。ここで寝ててくれればいいものを、完全に起きてしまった。高速道路に乗ると、トンネルに興奮して、とうとう到着まで寝ることはなかった。

勝沼ICから国道20号線を走ると、ご覧の看板が現れる。

ここを右折。
じきにトイレが出現。

ここで大便をするが、このトイレには「紙」が備え付けてあったのが驚きである。ここでパジャマであった息子を着替えさせるが、逃げ回り、大変てこずった。
6:35頃、上日川峠(ロッヂ長兵衛前)の駐車場に到着。息子を「スーパー背負子」に乗せる。

着いてみると、結構寒く、息子にはパジャマの下を「ズボン下」としてはかせた。どうせ本日も歩かないのは見え見えであったが、「歩くか?」と聞いたが、「歩かないもん」としれ〜とぬかす。
ロッヂ長兵衛の右の道が登山道。

息子は、早速「おもちゃを買え」と言う。「おりこさんにしていたら買ってあげる」と言うが、「だっておもちゃがほしいんだもん」と全く正当性のない理由で、自分の正当性を主張し、ロッヂの中へ入っていく。

ここには欲しいものはなかったようだ。
ロッヂには「二階」が存在する。

そしたら「二階を見せろ」とうるさい。登山道へ向かうと大騒ぎ。「まだ泊まっている人がいて入れない」「帰ってきてから見せてあげる」などとむりやり説得し、登山道へ向かう。

6:47(0:00)出発。
福ちゃん荘までは道路と平行して登山道がある。

登山道には木が倒れており、道路を歩くこととする。
そしたら「倒れた木を見せろ」とうるさい。

別の倒れた木を指差して、あれがそうだ(写真)といっても、あれとは違うと大騒ぎ。倒れた木なんてどこにでもある、といっても騒ぎは収まらず。
スーパー背負子で車道を歩く。
福ちゃん荘直前で、「裂石」という看板が現れる。

登山道の横に「石」があるのかと思ったが、実は地名であった。
7:07(0:20)、福ちゃん荘に到着。

危険なものが数々あるが、特に反応はなかった。
ここからは、大菩薩「嶺」を先に行くこととする。「峠」は後で。

なぜ「嶺」を先に行くかというと、途中で、息子が騒ぎ始めて下山を余儀なくされた時、山頂を極めておけば、後はおまけみたいなものであるから。
背負子で登山道を歩く。いつもの「ひょいひょい」と歩くスピードは、ここにはない。

オバサンスピードで爆走だ。(重量、約20kgもあるのじゃよ)
ガスってしまった。

非常に寒い。うりうの服装はあとで紹介するが、ランニングウェアー(夏モード)。一人であれば走ることによってあったまるが、背負子では動きが鈍く、意外にあったまらない。息子は「冬」モードの服装であったかいはずなのに、寒い寒いとほざく。
クマザサ広がるところへ来た。

息子が寒いのは手や足などの「局所」的なもので、あまりにもうるさいので、自分用の上着を足にかけてあげた。(なので自分はランニングウェアーで最後まで行く)。
振り返る。

こっち方面は富士山がみえるはず。南アルプスも見えるはず。

隠れてないで出ておいで。
クマザサの斜面が広がる。

晴れておれば、すがすがしい風景であるのは「想像」はできる。
7:54(1:07)、雷岩前の広場に着く。

すると息子が「お弁当食べたい」という。不測の事態が起こったとき、ここまで来て「撤退」という「超マヌケ事態」は避けなければならないので、とりあえず山頂だけは極めておく必要はあるので、山頂へ向かう。
あと少しで山頂。
8:01(1:14)、雷岩から7分で大菩薩嶺山頂に着く。雑木林の中。(どうであれ視界はない)

これが我々一行の服装。うりうは極めて「夏」を意識したコーディネート。息子は「冬」を意識したコーディネートに、うりうの「なけなし」の上着を足に巻くという、ワンポイントを加えてみた。

コーディネートはこーでねーといけない。(おやじギャク・・・もうおやじ年代?)
ここが山頂の様子。

自分の写真はどうやって撮ったかって?、セルフタイマー?、違います。写真に写っている男性に撮ってもらいました。

カミングアウトすると、二枚前の「あと少しで山頂」の写真は、帰る時に撮りました。(ばらさなければ、わからなかった構成なのに・・・)
8:10(1:23)、雷岩前の広場に着く。山頂も極めたので安心して「不測の事態」に対応できる。

ものすごく早いが、お弁当とする。「ゲロ寒」の中、コンビニで買った「タマゴサンド」を食べさせる。このタマゴサンドにはパンの耳がないのにもかかわらず、息子はタマゴがない部分をパンの耳を残したかのように食べた。さらにレジャーシート(忘れた)がないと座れないという。(この男は「王様」と勘違いしているのではないか?、ただの「お子様」であるのに)
8:32(1:45)、大菩薩峠へ向けて出発。登山道は雷岩に登る。

登山道ではなく、下山道かな、こういう場合はどっち?
雷岩から広場を振り返る。

幼稚園の遠足にもってこいの広場だ。(ただし、幼稚園児がここまで登るとは思えない)
雷岩を歩く。背負子では不安定。

雷岩はここの岩場全部あわせて「雷岩」といい、一つの石ころではない。
雷岩を通り越した。

背負子だと、これぐらいでも一苦労なのである。
ちょっととがった岩の横を通り過ぎる。

なにか意味深な感じがするが・・・。
「標高2000m地点・・・神部岩」と書いてある。さっきのは神部岩なのかな?

これを2000年に設置するなんて、味なことをしてくれる。(とは全然思っていない)
賽の河原方面を見る。

少しアルペン的な雰囲気がある。
賽の河原。

なぜ「河原」なのかよくわからない。
小屋の入口。

息子が開けろとうるさいので開ける。結構重い。
小屋の中。

まあこんなものでしょう。
大菩薩峠にある介山荘が見えてきた。

小さな虫が結構飛んでいる。背負子の上で息子が、虫を追い払えとうるさい。
途中に石灯籠。

さすが「大菩薩峠」。仏教チック。
もう一個あった。

さすが「大菩薩峠」。念仏チック。
南に目を見けると「大菩薩湖(人口湖)」がある。
9:14(2:27)、大菩薩峠に到着。

気付かなかったが、首のないお地蔵さんがいる。
息子は、虫が多いので、もう帰るとうるさい。

写真ぐらい撮らせてもらいたい。
今度は「写真を撮れ」という。

写真を撮ったら、顔を隠す。何枚撮ってもこの写真。
別の角度でも同じ行動。

よくもまあ、人を「切れさせる」能力が高いものだ。
北方面の風景。

別に優れたものは見当たらない。
首なし地蔵に「首」が現れた。

こんな顔していたのか。
9:38(2:51)、さあ駐車場にもどるぞ。息子を背負子に乗せる。

介山荘を通過する。ここは「危険地帯」だ。
無事通過し、介山荘裏手の休憩所に来る。

と思ったら、息子が戻るように警報を鳴らしている。行こうとすると「警報音」が大きくなる。引き返すと小さくなるなるので、引き返す。
再び介山荘。(写真を再利用)

ここでは「熊よけの鈴」が欲しいようだ。しょうがないので一つ買うこととする。「息子はどれにしようかな〜」としゃべり続けているが、「今日はこれが最後だぞ」というと、一切反応はない。敵もさることながら「おもちゃは一個だけにする」という約束を結ばせないような手口を使っている。
結局買った「熊よけの鈴」。(670億万円)

「大菩薩嶺」のロゴをワンポイントとして加えた、カラフルでチャーミングなデザインだ。息子はみごと、数ある鈴の中で「最低」のデザインの物を選んでくれた。(拍手)
大菩薩峠より下山。

途中で背負子の人とすれ違う。1-2歳ぐらいの子供でした(息子は四歳)。歩いてのぼっている四歳ぐらいの子供ともすれ違った。(いいかげん歩かないのか?)
大菩薩峠からの道は広い。

介山荘の商品はこの道を荷揚げしているようだ。
勝緑荘。
富士見山荘。
10:12(3:25)、福ちゃん荘を通過。

手前はトイレ。
帰りは道路でなく、山道。
途中で、二組目の背負子の人と会う。

話しかけると、大菩薩嶺まで行くらしい。お子さんの年齢は一歳。英語では背負子のことを「baby carrier」というぐらいなので、赤ちゃんを乗せるようなもの。今度は息子より大きな子をさがすぞ。(息子がいかに「異常」か確認するため)
全般的に「ブナの木」の森林。

埼玉近くの杉林よりは気持ちは良い。
10:34(3:47)、上日川峠(ロッヂ長兵衛前)の駐車場に到着。

また二階を見るといっている。いい加減疲れた。
写真のような数多くの子連れを見た。

ここは登山というよりは、ハイキングコースに近い。

かえり
帰りの道から「雷岩」付近を見ることができた。
帰るには少し早いので、勝沼IC付近の「ワイナリー」を見ることとする。

ワインの工程は子供にとって面白いかもしれない。手頃なワインがあれば買っていこう。
ここから工場に入るが、入るやいなや「こわい」と大騒ぎ。

最後のワイン売り場も見ることも出来ずに「撤退」。(山じゃないんだぞ)

勝沼ICから中央道に乗り、談合坂SAで昼ごはん。手頃に「東京ラーメン」という、いたって普通のラーメンを食べる。食べている最中、アイスクリームが食べたい、ココアが飲みたい、と騒ぎ始めた。「どちらかにしなさい」というと、チョコレートのアイス(ソフトクリームのこと)が食べたいと言う。

このSAでチョコレートのソフトクリームを探すが見当たらない。あるのは、特殊な(黒ゴマ、蜂蜜、巨峰・・・)ソフトクリームしかない。

結局選んだのは「巨峰のソフト」。

「これはおいしい」と食べるのはいいが、最後のコーンの部分を食べろという。しかも「ソフトの部分は食べるな」という条件つきで。さらに服を「巨峰のアイス」でべたべたにした。

談合坂SAを後にし、青梅ICで下りる。好日山荘に寄り、家に帰る途中、息子は寝てしまった。寝て30分ぐらいで家に着いて起こしたら、大騒ぎ。最後の最後まで「大騒ぎ」に見舞われた。

夕食は今回も「びっくりドンキー」。今回は「運動不足」のため400gではなく、300gレギュラーバーグディシュ。

今回登山で学んだこと
・息子の腐った根性をたたきなおさなければならない(といつも登山後思っている)
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