2007.12.15 〜雲取山(2017m)〜

ルートマップ
登山口: 今回は後山林道基点から。その他多数登山道あり

駐車場: 後山林道基点脇の路肩

登山時間: 後山林道基点-雲取山-後山林道基点のコース、7:40、単独行。


登山行程
0220埼玉自宅-0355/0520後山林道基点(通行止めのため終点約7km手前からスタート)-0648後山林道終点-0717/0720三条の湯-0740青岩鍾乳洞の分岐-0755最初のタルミ-0859/0910三条ダルミ-0935避難小屋-0938/0955雲取山山頂-0957/1020避難小屋-1135三条の湯-1151後山林道終点-1300/1305後山林道基点-1500埼玉自宅


なぜこの山?
そろそろ雪の季節。車はFFのノーマルタイヤなので道路冠雪の心配もないところで、百名山。10月頃に皇太子様が登ったとは知っていたが特には関係なし。

登山口までの移動
夜2:20埼玉自宅出発。今回は一般道をひた走り、国道411号線の「お祭」付近の後山林道への入り口に着く。

入り口の看板に「12月3日から翌年3月11日まで後山林道工事のため通行止め」と書いてあった。それを先に教えてくれよ〜(教えられるわけがない)と思ったが、とりあえず行けるところまで行ってから考えることとした。

写真は帰りに撮った後山林道の国道からの入り口。
やや荒れた道を3kmぐらい進むと後山林道基点というところでゲートが封鎖されていたので、そこの脇に止め、仮眠をした(いつものように眠れなかった)。

今回は「好日山荘」(どこでもいいが)で購入した強力膝サポーターを着用し登山に望んだ。



登山記録
眠れなかったので5時頃起きだし、用意。5:20出発したがまわりには車は一台もなし。

あまり明るくないヘッドライト(手巻き発電式)を着用し林道を歩く。どうしても明るくしたい場合は手で発電し明るくしながら進んだ。いい加減新しいものを買おうと思った。

6時ごろより明るくなる。途中道路が工事中で、固めたコンクリートのうえにブルーシートが引いてあった(この記載は帰りに関係)。

後山林道終点に到着(写真)。本来ここ付近まで車は進入できるが、7km余計に歩かされたこととなる。
後山林道終点から三条の湯まではとても山道が整備してある(さすが皇太子様が来ただけあると思った)。

三条の湯手前に吊り糸がなくなっている吊り橋(それを吊り橋というのか?:山女魚橋)をわたり三条の湯に到着。

三条の湯は12時に受付開始と書いてあり管理人の姿は確認できず。
三条の湯から小川を渡り、本格的な登りとなる。少し行くと青岩鍾乳洞の分岐(現在進入禁止)を左へ。

しばらくすると見通しが良いところに着く。(写真)
ここからは、奥秩父主脈及び南方面が見える。

写真は奥秩父主脈
やがて雲取山が初登場。等高線に沿って山道が出来ているため、見えたり隠れたりする。
その後は全体として急登・ガレバは三条ダルミまでほとんどなく、三回木製の橋をわたる。

一つは雪がついてややデンジャラスな橋(写真)。

三条ダルミまで30分のところぐらいから、登りではアイゼンの必要がないほどの積雪(2-5cm程度)があり。
三条ダルミに近づくにつれて、雲取山ははっきりしてくる。
三条ダルミに着く。

南の眺望雄大、北は木で見えず、木製のベンチあり。
これが南の展望、このとき富士山ははっきりと見えていた。
三条ダルミから山頂までは30分ほどのガレガレの急登である。
急登を終えると立て札と避難小屋が見えてくる。

特に立て札は「百名山」なんぞ書いてあるもので(百名山の記載はここのみで山頂にはなし)、最初はここが山頂かと思い、三角点を探したが見当たらず。
きれいな避難小屋。

2重スライドドアーは鍵がかかっておらずいつでも自由に使える(と思う)。玄関前にベンチがありそこで休むにはちょうどいい(南西をみながら着席)。
なかをのぞいてみると、12畳×2程度の広さの板張り、6畳程度の土間のつくり。シュラフ等を持参すれば事実上宿泊可と考えられる。

誰かがごみを土間においていったようだ。ごみは持ち帰るように。
避難小屋付近からみる七ツ石山付近。
避難小屋を裏手に回るとすぐに山頂。

山頂は広く、展望は北・東・南西方面は木があるがそれ以外は展望雄大。この日は甲武信ヶ岳まで雪雲が迫り、八ヶ岳・南アルプスは確認できず。
記念撮影。

ちなみにいままで一度も人間という動物には会っていない。ここでも人間を発見できず。

なのでセルフタイマーで撮影。
ちなみにこれがカメラをセットした台・・・ではなく、どの方向にどの山があるか示しているもの。

誰もいなかったので、景色の撮影はこの上に乗って撮影した。雪が凍ってつるつるしておりデンジャラス(怪我をしても誰も助けてくれません)。
これは前回登頂を果たした木賊山・甲武信ヶ岳。

一番左の山が木賊山、その右のパッとしないのが甲武信ヶ岳、少し離れてその右が三宝山。
あららら、わずか30分の間に富士山は雲の中へ。山の天気は変わりやすい。
丹沢山系はバッチリ。蛭ヶ岳はやや左の一番高いやつ(2008.1.19登頂)。

避難小屋のベンチで昼食をする。温度計があり氷点下5度程度であったが、日光にあたると比較的暖かかった。

下りはすべるのでアイゼン着用、かつ強力膝サポータによりいつもの左膝痛も出ず、小走りで下山できた。

木製の橋を3個渡りしばらく歩くと初めて人類に遭遇(最終的には人類は10名程しか確認できず、絶滅危惧種か?)。

行き工事中であった林道で新しくコンクリートが流していることに気づかず、コンクリート流したての箇所に足跡をつけてしまった。ちゃんとコージのおっちゃんに謝った。

7kmの林道歩きは大変苦痛。途中で何台かトラックが抜いていったが、ヒッチハイクしたい気分であった。

後山林道基点に帰ると車は10台ほど止まっていた。

これから出発という人もいた。三条の湯にでも行くのだろうか。




展望の広場
雲取山-御座山
雲取山-甲武信ヶ岳
雲取山-国師ヶ岳(西方面)
雲取山-南西方面
雲取山-北岳方面
雲取山-赤石岳方面
雲取山-大菩薩嶺(南方面)
雲取山-富士山
雲取山-丹沢山塊(蛭ヶ岳)
雲取山-石尾根方面
雲取山-東方面
雲取山-北東方面

今回登山で学んだこと
・現在もっているヘッドライトは暗すぎてよく前方がみえない。強力ヘッドライトが必要である。
・林道歩きはただの苦痛、折りたたみ自転車(できれば電動アシスト付)があると便利。
・今回、毎回の左膝痛に対し秘密兵器強力膝サポーターを登山時より着用、全く痛みは出現しなかった。強力膝サポーター最高。
・熊よけ鈴をわすれた、忘れないように注意。
・軽アイゼンでも雪にものすごい威力。

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