2009.9.21 〜鷲羽岳(2924.2m)・水晶岳(2986m)〜
(その1:新穂高〜鷲羽岳〜水晶岳)

新穂高温泉-鷲羽岳-水晶岳-新穂高温泉を15時間10分で走破
(コースタイム24:00、累積標高差3480m)

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ルートマップ
標高差:1996m
累積標高差:3480m
平面距離(全行程):42.0km

登山口:岐阜県高山市新穂高温泉
駐車場:新穂高温泉深山荘前の無料駐車場(新穂高温泉から南に600m)

標準コースタイム:新穂高温泉-(7:20)-双六小屋-(2:20)-三俣山荘-(1:30)-鷲羽岳-(2:30)-水晶岳-(2:35)-三俣山荘-(2:20)-双六小屋-(5:25)-新穂高温泉
標準コースタイム(合計):24:00
登山時間:新穂高温泉-鷲羽岳-水晶岳-新穂高温泉。15:10(対標準コースタイム比63.2%)、単独行



登山行程
0025新穂高温泉-0416双六小屋-0559/0604三俣山荘-0645/0705鷲羽岳-0825/0849水晶岳-1040/1046三俣山荘-1216/1230双六小屋-1535新穂高温泉



なぜこの山?
さて、今年四回目のスーパートレイルがやってきました。

もともとシルバーウィーク(9/19-9/23)にはしっかりとした予定はたてていなかったが、漠然と、9/21は家族でどこかの山へ行き、9/23日は一人で甲斐駒ヶ岳黒戸尾根でも行こうかと考えていたが、妻が「不調」のため、9/21に家族で行くことは中止となる。

9/19-9/20は日当直の仕事であったが、この仕事で生活パターンが昼夜逆転してしまった。昼夜逆転してしまったのであれば、9/20に仮眠をして、9/21の深夜から登り始めれば、ロングトレイルも可能となる。

そこで、このチャンス?に、以前からの計画の「鷲羽岳・水晶岳日帰り」を実行することとしましょう。





登山口までの移動・登山記録
前日(9/20)17時頃、埼玉自宅を出発し、入間IC-(圏央道)-(中央道)-(長野道)-松本IC-安房トンネル-新穂高温泉と車を走らせ、21時頃に深山荘前の無料駐車場に到着して仮眠をする。

9/21の0時前に起き出し、用意をする。

0:08に駐車場を出発し、新穂高温泉へ向かう。

新穂高温泉(バスターミナル)に到着し、トイレを済ませる。

0:25(新穂高温泉出発から0:00)、新穂高温泉を出発する。

いつものように、てくてく歩く。
0:31(0:06)、写真のゲートが現れる。

最初はこれが左俣林道のゲートかと思い、そこへ進入するが、5分ぐらい歩いて違うことに気づき、また戻ってきた。
0:39(0:14)、これが左俣林道へのゲート。

やられた。
1:15(0:50)、笠新道の登山口が現れる。

標準コースタイムは1:10(対標準コースタイム比71.4%)。
1:24(0:59)、わさび平小屋通過。

標準コースタイムは1:20(73.8%)。
1:38(1:13)、小池新道登山口を通過。

標準コースタイムは1:40(73.0%)。
ここには、林道歩きを省くために自転車で乗りつける人がいると思っていたが・・・

実際にいた。
2:00(1:35)、今回はかなりのロングトレイルなので、トレッキングポールを持ってきたが・・・

二本あるうちの一本が、壊れて少ししか延びないでおり、少し使用して、うっとうしくなったので両方とも撤収。

あと、今回の行動食はいつものようにゼリー飲料のみ。



写真がピンボケなので時間だけ記載。



2:07(1:42)、秩父沢を通過。標準コースタイムは2:50(60.0%)。



2:41(2:16)、シシウドガ原を通過。標準コースタイムは4:00(56.7%)。



ここの登山道は、目印が小まめに付いているので、夜間でも迷わず登れた。



3:06(2:41)、鏡平山荘を通過。

標準コースタイムは5:10(51.9%)。
3:35(3:10)、弓折岳分岐を通過。

標準コースタイムは6:10(51.4%)。
弓折岳分岐からは、暗闇の中、登り下りを繰り返し、遠くに明かりが見えてきた。

明かりの正体は、双六小屋とテント場の明かり。

4:15(3:50)、双六小屋のテント場を通過。
4:16(3:51)、双六小屋に到着。
標準コースタイムは7:20(52.5%)。

到着した時は、多くの人が出発準備であった。

最初、三俣山荘方面が分からず、少し迷ってしまった。
4:29(4:04)、双六岳巻き道への分岐を通過。
標準コースタイムは7:40(53.0%)。

この後、暗闇の中、迷いながら進む。
(ここでかなりの時間的ロスをする)
5:24(4:59)、双六岳巻き道の途中で少しずつ明るくなり、正面には鷲羽岳を見ることができた。

もうすぐ日の出だ。
5:33(5:08)、三俣蓮華岳ふもとの分岐に到着。
標準コースタイムは9:10(56.0%)。

ここ付近で・・・
5:34(5:09)、
御来光
!!!


初めて登山中に御来光を拝めました。

感動です。
後(南西方面)を振り返ると、槍穂高連峰。
最初は、三俣蓮華岳も寄ろうかとおもったが・・・

この登りでは、とても寄れません。
さらに、これから登る鷲羽岳と水晶岳が見えてきました。

気合が入ります。
5:44(5:19)、さらに太陽が上がります。
周りの景色も太陽に照らされます。

日の出がこんなに美しいと感じるのは、夜という恐怖からの開放によるものかもしれない。人間が自然の中で生きていた時は、日の出は本当にありがたいと感じたのであろう。
5:50(5:15)、鷲羽岳のふもとに、三俣山荘とテント場が見えてきました。
テント場。

撤収開始している人が多かったです。
5:59(5:34)、三俣山荘に到着。
標準コースタイムは9:40(57.6%)。

ここで小ブレークをします。
三俣山荘では、出発準備の人で大にぎわい。
写真を撮ってもらう。

まず、後の鷲羽岳。

気合が入ります。
今まで歩いてきた南方面。

テント場と三俣蓮華岳。
槍ヶ岳方面。

本当に北アルプス奥地に来た感じがします。
6:04(5:39)、三俣山荘で5分休憩して、鷲羽岳へアタック。

左後方には水晶岳も見えます。
少し登って、南方面を撮る。
鷲羽岳へは標高差約400mの急な登り。

累積標高差で約2500mぐらい登ってきたが、まだ登坂力はあります。
数多くの人を抜き、山頂が見えてきました。
6:45(6:20)、鷲羽岳に到着。
標準コースタイムは11:10(56.7%)。

展望は抜群です。
南方面。

今まで歩いてきた。
南東方面。
東方面。
北東方面。

裏銀座縦走路。
北方面。

これから進む登山道。
北西方面。
西方面。
南西方面。
写真を撮ってもらう。

山頂の標識には、多くの人がうごめいていたので、標識から遠くで撮る。



7:05(6:40)、鷲羽岳に20分滞在し、水晶岳方面へ向かう。



鷲羽岳中腹からの写真。

正面に見えているピークはワリモ岳(2888m)。

ワリモ岳を通り抜けて、水晶岳へ向かう。
(標準コースタイムで2:30)
ワリモ岳から鷲羽岳を撮る。

北から見るとこんな感じ。
7:25(7:00)、ワリモ岳直下を通過。

ワリモ岳山頂はパス。
北から見たワリモ岳山頂。
ワリモ岳直下から見た、これから歩く登山道。

標準コースタイムで約1:50程度。
7:35(7:10)、ワリモ北分岐を通過。

標準コースタイムは12:10(58.9%)。
北西方面を見る。

本当に北アルプス奥地ですね。
7:44(7:19)、前の女性の前には、6歳ぐらいの男の子。

小さい子でも、来れるのですね。
7:59(7:34)、水晶小屋を通過。
標準コースタイムは13:00(58.2%)。

ここから裏銀座縦走路が分岐しています。
さて、あと標準コースタイムで40分です。

がんばりましょう。
水晶岳って、結構岩稜なのね。事前予習ゼロなので、よく知らなかった。

ちなみに登山道は矢印の通り。
ハシゴを登って・・・
少し岩稜歩きをすると、山頂が見えてきました。
8:25(8:00)、新穂高温泉から丁度8時間で水晶岳に到着。
標準コースタイムは13:40(58.5%)。

本当は標準コースタイムの半分(6時間50分)程度で着きたかったが、暗闇ではスピードも出せず(あと迷いもした)、登山者が多いので、この程度でしょう。



その2では水晶岳の展望写真を紹介し、黒部源流域を通り、新穂高温泉まで帰ります。



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今回登山で学んだこと
・これから長大な「帰る作業」。

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