2009.9.6 〜三ツ峠山(1785.2m)〜
久しぶりにマルチピッチで山頂へ抜ける
(一般ルート右III+→T字クラックV-→No.15クラックIV+→No.18クラックI〜II→山頂)、エイド練習

写真:一年前と比べて高所恐怖が完全に麻痺しました

場所
山梨県富士河口湖町三ツ峠山屏風岩
駐車場・登山口
山梨県富士河口湖町三ツ峠登山口
(無料)
登山行程
0551三ツ峠登山口-0639四季楽園-0730頃/0830頃基本練習-0850頃/1121マルチピッチ-
1230頃/1400頃エイド練習他
参考資料
今回のグレードは「日本100岩場」を参考にしました。



なぜこの山?
さて、7/20の秋川天王岩以来、クライミングジムには行っていましたが、外岩から遠ざかってしまいました。あまり遠ざかると、下手なクライミングがさらに下手になるので、ここら辺でテコ入れを図る。

ところでパートナーですが、母校大学現役山岳部員の逸材「Mr. M」がいるではないですか。Mr. Mも兼部をしていた部(←こっちの方がメインであるが)の主将が丁度終了時期を迎えるので、これから山へ本腰を入れられるとのこと。

では、彼と自分のリハビリを兼ねて、三ツ峠へトレーニングへ行きましょう。

<過去の三ツ峠の山行>
四回目(2009.7.11):亀ルート(途中までの3P, IV+)、逆V字ハングルート(途中までの2P, A1/IV)
三回目(2009.7.4):主として人工登攀練習
二回目(2009.6.27):中央カンテ(4P, IV+)、地蔵左ルート(V級-)
一回目(2008.7.27):初めてのクライミング(今回と同じルート)



登山口までの移動・登山記録
早朝4時にMr. Mをピックアップし、入間IC-(圏央道)-(中央道)-河口湖ICと高速道路を走り、5時45分頃三ツ峠登山口に到着。

準備をして、出発。
今回は、しゃべりながら登ったので、48分で四季楽園に到着。(最速は39分)

いつもの「白クマ」がお出迎え。
本日の天候は晴れの予報であるが・・・

ガスではないか。

Mr. Mの過去の山行を見ると、ガスが多い。
まず、リハビリメニューいろいろ。
では、一般ルート右(III+級)に登りましょうか。

うりうがリード。
Mr. Mがフォロー。
楽勝。
ロープをたたみ、ロープダウン後、懸垂下降。



ということで、マルチピッチで山頂へ抜けましょう。

<今回の予定>
1ピッチ目:一般ルート右(III+級)
2ピッチ目:T字クラック(V-級、うりうリード)
3ピッチ目:No.15クラック(IV+級、うりうリード)
4ピッチ目:No.18クラック(I〜II級)
5ピッチ目:天狗の踊り場→山頂(岩稜歩き、ノーロープ)



ところで、Mr. Mは1ピッチ目の一般ルート右(III+級)をリードする?



・・・と聞いたところ、うりうが見える位置を終了点にすることで、Mr. Mが、1ピッチ目の一般ルート右(III+級)をリードをすることに。



できました。
(さすが、Mr. M)
うりうがフォローで登り、2ピッチ目のT字クラック(V-級)の取り付きでアンカー設置。

そして、Mr. MがT字クラックの取り付きへ移動する。



そこで、うりうリードで2ピッチ目のT字クラック(V-級)を登るが・・・

T字クラックの写真を撮り忘れた。



・・・ということで、一回目(2008.7.27)の写真を転用。

この写真は1ピッチ目の取り付きから撮影したものなので、傾斜が緩やかに見え、最後のトラバースが斜め上に行っているように見えるが、実際は垂直に登り、トラバースは真横です。
ゼットクリップしながら、終了点に到着。

やっぱり、V級レベルになってくるとルートに迫力があっていいですね。
(アドレナリンどばどばな感じで)
一回目(2008.7.27)はここで壁から離れることが出来なかったが、今はハンギングビレイで崖をのぞきこめる余裕。

う〜ん、危険を察知しないのは、生物として危険ではないのだろうか?
フォローでMr. M。

クライミング二回目が二子山中央稜、三回目は滝谷ドーム中央稜という、すばらしい経歴の持ち主なので、こんなところは余裕であろう。
余裕。(と思う)
続いて、3ピッチ目のNo.15クラック(IV+級)をうりうリード。
途中で撮る。
終了点からフォローのMr. Mを撮る。
4ピッチ目のNo.18クラック(I〜II級)は、やっぱりMr. Mのリードでしょう。

I〜II級という記載ですが、ここの出だしはIII-級ぐらいありますよ。
4ピッチ目終了点の天狗の踊り場に到着。

ここでロープをたたみました。
岩稜を歩くと・・・
見えました、山頂です。

山頂で、Mr. Mと握手を交わし、登頂成功を称えあう。
(もちろんジョークですが)

でも「危険を冒し、山頂を極める」という行為は、クライミングの本来の醍醐味の一つだと思います。
記念写真。

いままでは「名ばかりコーチ」でしたが、やっとそこから脱皮できましたね。
ところで、肝心の景色ですが・・・

やっぱりガスで、富士山は見えず。
(Mr. Mパワー?)
一般ルート右の取り付きに戻り、昼食。

ハイカーも多数通る。
さて、午後からはエイド練習。

うりうがトップロープを掛け、Mr. Mも登る。

最初は悪戦苦闘。
しかし、センスは抜群。

すぐに登れるようになりました。
その他、セルフレスキュー、5.9ルートを登る。
お疲れさまです。

帰りは、白クマはここに。



帰りの中央道は25kmの渋滞。(渋滞通過に2時間半ぐらい)



この日の成果
マルチピッチ
1ピッチ目:一般ルート右(III+級、Mr. Mリード)
2ピッチ目:T字クラック(V-級、うりうリード)
3ピッチ目:No.15クラック(IV+級、うりうリード)
4ピッチ目:No.18クラック(I〜II級、Mr. Mリード)
5ピッチ目:天狗の踊り場→山頂(岩稜歩き、ノーロープ)

エイド練習
5.9トップロープ:ワンテン


今回登山で学んだこと
・Mr. Mはすごい男です。

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