2009.8.28 〜白峰三山(その1)〜
奈良田→農鳥岳→間ノ岳→北岳→広河原を10時間43分で走破(コースタイム18:15、累積標高差3200m)

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ルートマップ
標高差:2363m
累積標高差:3200m
平面距離(全行程):22.8km

登山口:山梨県早川町奈良田
駐車場:山梨県早川町奈良田の駐車スペース(無料)

標準コースタイム:奈良田-(9:10)-農鳥岳-(2:40)-間ノ岳-(2:40)-北岳-(3:45)-広河原
標準コースタイム(合計):18:15
登山時間:奈良田-農鳥岳-間ノ岳-北岳-広河原。10:43(対標準コースタイム比:58.7%)、単独行



登山行程
0402奈良田-0555大門沢小屋-0730/0735大門沢下降点-0804/0806農鳥岳-0858/0912農鳥小屋-1002/1010間ノ岳- 1105/1112北岳山荘-1155/1207北岳-1445広河原

なぜこの山?
さて、今年三回目のスーパートレイルがやってきました。

今回は、前回(2008.8.2)、登山道を見失い、高山病にかかり西農鳥岳までで撤退した因縁の白峰三山日帰り縦走(帰りの広河原→奈良田最終バスに間に合うことが成功の条件)のリベンジ。前回の山行記録はこちら

今年は、前回よりさらに厳しい条件として、最終バスが昨年が16時40分発だったところが、今年は16時丁度発。さらに、前日は夜勤明け、さらに、前日はクライミングジム、さらに、胃腸炎(であれば止めればよかったが)。でも「やっぱり行きたい」という情熱が勝り、結局決行となる。

計画としては、コースタイムが18:15なので、歩く時間が半分の約9時間、休憩が全部で約1時間の10時間で走破し、念のために2時間程度の予備時間を入れて、最終バスの12時間前の4時に奈良田を出発することとする。



登山口までの移動・登山記録
前日(8/27)までは夜勤で、その夜にはPUMP2(川崎市中野島)で22時30分頃までジムクライミング。その足で調布ICから甲府南ICまで中央道を走り、山梨県早川町の奈良田の駐車スペースに1時半頃到着し、仮眠をする。

であるが、胃腸炎気味で、2回のトイレへ直行でまったく眠れず出発予定時刻の4時前になった。やや気分も悪いし、止めようかと考えたが、ここまで来て引き返すのはもったいないので、計画通り4時出発するとする。

4:02(奈良田駐車スペース出発から0:00)、奈良田駐車スペース(標高830m)を出発する。

今回も20Lザックにトレイルランシューズで、てくてく歩く。結局、ものすごい寝不足+胃腸炎で、前回同様、高山病にかかり、撤退するのではないかと、かなりの不安がよぎる。

(この写真は前回(2008.8.2)の山行のを使用)



なお、奈良田〜農鳥岳〜西農鳥岳の詳しい登山道の状況・風景は前回(2008.8.2)をご覧ください。



4:15(0:13)、開運トンネル前を左折。
標準コースタイムは0:25(対標準コースタイム比:52.0%)。

ここからは普通車は通行不可。
4:37(0:35)、林道を歩いた後、登山道に入る。
4:38(0:36)、一つ目の吊橋。
4:44(0:42)、二つ目の吊橋。
4:49(0:47)、三つ目の吊橋。
5:05(1:03)、前回に登山道を間違えた場所で、また間違えそうになる。

前回はここから、暗闇の中を2時間程度さまよった。
今回は、大丈夫のようである。
5:18(1:16)、胃腸炎で胃がムカムカするので、とりあえずゼリー飲料を飲む。

胃腸炎気味の時は、なるべく水分を控えると落ち着いてくることがあるので、しばらく水分はとらない。
5:44(1:42)、稜線を見渡せる場所へ出てきた(現在、標高約1700m)。

写真の丸木橋を渡る。
丸木橋はおっかないですね。
5:55(1:53)、大門沢小屋(標高約1730m)を通過。
標準コースタイムは4:10(45.2%)。

ここから登山道が急になるが、急な方がタイムを縮めることができる。
6:22(2:20)、大門沢から離れ、樹林帯に入る。
樹林帯の急な登山道を登り続ける。

気分も悪く、この時は広河原まで歩けるか、かなり微妙であった。
6:44(2:42)、「2370m」の表示。

かなり登ったが、まだ稜線(大門沢下降点:標高約2840m)まで、500m程度も登らなければならない。
7:08(3:06)、やがて周りの木も低くなってくる。

富士山もよく見える。
7:13(3:11)、開放感が出てきた。

ここからは開放感がある登山道になる。
稜線まであと少し。
大門沢下降点(稜線)手前で、登ってきた大門沢を撮影。

これから行く稜線はガスの中です。
7:30(3:28)、大門沢下降点(標高約2840m)に到着。
標準コースタイムは8:10(42.4%)。

気分が悪いのでここで休憩。しかし、前回のような歩けなくなるような高山病には罹っていないようだ。
7:35(3:33)、5分休憩して稜線歩きを開始。ガスの中を歩く。

農鳥岳付近の風景は前回(2008.8.2)をご覧下さい。
とてもきれいです。
7:56(3:54)、ここを登れば農鳥岳かな?
と思ってここを登ると・・・
岩稜の上に出ただけで山頂ではない。

登山道は下の方。
8:04(4:02)、岩稜を無駄に歩き、農鳥岳(標高3025.9m)に到着。
標準コースタイムは9:10(44.0%)。

少しガスが晴れつつある。
写真を撮ってもらう。

格好はご覧の通り。
とりあえず、北東方面の鳳凰三山は見ることができた。
8:06(4:04)、農鳥岳に2分間滞在し、西農鳥岳方面へ向かう。

登ったり下りたりして、結構きつい。
写真奥から、右の農鳥小屋方面へ下りる。
8:32(4:30)、西農鳥岳付近の標札に到着。 標準コースタイムは9:50(45.8%)。

前回はここで撤退。今回は気分が悪いが、歩けるので、そのまま先へ行く。
西農鳥岳から農鳥小屋へ向けて、標高差約200mの急な下りを下る。
8:58(4:56)、農鳥小屋(標高約2810m)に到着。
標準コースタイムは10:20(47.4%)。

気分が悪く、間ノ岳への登り返し(標高差約380m)のための長い休憩をとるが、歩くにしたがって少しづつ良くなっている感じはする。
農鳥小屋からの東の景色。

夜は甲府の夜景が見えるそうです。
9:12(5:10)、農鳥小屋に14分間滞在し、間ノ岳へ向かう。

少し気分は良くなってきた。
9:57(5:55)、もくもくと登り、農鳥岳方面(南方面)を振り返る。
もうすぐ山頂のようだ。

広い山頂。
10:02(6:00)、間ノ岳(標高3189.3m)に到着。
標準コースタイムは11:50(50.7%)。

一応、ここは晴れている。
写真を撮ってもらう。

証拠写真。
南方面の塩見岳・悪沢岳。
南方面の農鳥岳。
東方面の富士山。
北東方面の鳳凰山は雲の中。
北方面。

これから歩く稜線。
北西方面。

仙丈ヶ岳は雲の中。
北西方面。

北アルプスは雲の中。
西方面。

中央アルプスは雲の中。



10:10(6:08)、間ノ岳に8分滞在後、北岳へ向かう。

つづきはその2へ。

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今回登山で学んだこと
・これからは北岳へアタック。

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