2009.7.25 〜白馬三山(その2)〜
猿倉→大雪渓→白馬岳→杓子岳→白馬鑓ヶ岳→白馬鑓温泉→猿倉を
7時間27分で走破(コースタイム15:00、累積標高差2320m)

その1へ飛ぶ

ルートマップ
標高差:1702m
累積標高差:2320m
平面距離(全行程):18.0km
駐車場・登山口:長野県北安曇郡白馬村、猿倉(無料)
標準コースタイム:猿倉-(6:05)-白馬岳-(1:25)-杓子岳-(1:00)-鑓ヶ岳-(6:30)-猿倉
標準コースタイム(合計):15:00
登山時間:猿倉-白馬三山-猿倉。7:27(標準コースタイムの49.7%)、単独行

登山行程
0648猿倉-0716白馬尻小屋-0835白馬岳頂上宿舎-0844白馬山荘-0852/0907白馬岳山頂-0913/0922白馬山荘-1012杓子岳-1053鑓ヶ岳-1213鑓温泉-1415猿倉



その1からの続き
<その1までの出来事>
6:48に登山口である猿倉を出発し、大雪渓を爆走。8:52に白馬岳山頂に到着する。当日は今後天気が悪化する予想であるが、白馬岳→杓子岳→白馬鑓ヶ岳と白馬三山へ縦走することに決めた。

9:22(2:34)、白馬山荘を後にし、白馬三山縦走へ出発。

縦走なので、ゆっくり歩いて堪能します。
白馬岳山頂宿舎付近の登山道から南西方向を見る。

低い雲が立ちこめていますが、なんとか見渡せます。
2枚前の写真のピーク(丸山:2768m)へとりあえず向かう。
振り返ると、白馬岳山頂宿舎の裏手にはテン場がある。
丸山から見る縦走路。

杓子岳は雲の中。
丸山から南西方向を見る。



立山剱連峰が見えるが・・・
惜しい!
山頂は雲の中。
丸山から杓子岳の縦走路から見た大雪渓上部。
引き続き縦走路を歩く。
振り返って、北東方向を見る。

遠くに、妙高山系が見える。
引き続き縦走路を歩く。

左の雲の中には杓子岳。
縦走路は杓子岳山頂を通っていないので、杓子岳山頂へ登っていく。
杓子岳へ登っている最中にわずかに見えた、北方面の白馬岳。
眼下には大雪渓。

落石はすべて大雪渓に落ちていきそうな感じ。
いままで歩いてきた縦走路。
もうすぐ杓子岳山頂のようです。
10:12(3:24)、杓子岳山頂(2812m)に到着。
標準コースタイムは7:30(45.3%)。

ガスのため、景色はほとんど見えません。
杓子岳山頂から西方面を見下ろす。

縦走路は下を走っています。
杓子岳を下り、今度は白馬鑓ヶ岳をめざします。

ピークに見えているところはピークではありません。
(真のピークは後の影のようなところ)
杓子岳と
白馬鑓ヶ岳の
間のコル(鞍部)
から見る
杓子沢。

帰りは下から見上げます。
白馬鑓ヶ岳を登ります。
少し登って、振り返って杓子岳を撮る。

縦走路は山の中腹を横切る。
上の写真の左側の今まで歩いてきた縦走路。

稜線を歩いてきました。

白馬岳は雲の中。
10:34(3:46)、ご覧のケルン?が現れる。

見えているピークみたいなものは、頂点ではありません。
前の写真のピークみたいなところに着くと、ご覧の景色。

ここを少し登りかえすと本当のピーク。
振り返って杓子岳を見る。

杓子岳よりも高くなりました。
少し登りかえすところから、雨が強くなってきました。

最初は雨衣を着るつもりはなかったですが、風も強く、パンツまで濡れてきて、寒くなってきたので・・・
雨衣を着ました。

靴を履いたまま、雨衣を着るのに結構時間がかかったので、ずぶ濡れ。
10:53(4:05)、白馬鑓ヶ岳(2903.1m)に到着。
標準コースタイムは8:30(48.0%)。

雨が強いので、写真を撮っただけ。
すぐに白馬鑓ヶ岳を下山。

もう、寒いので早く下山したいです。
前の写真に写っているグループに追いつく。

嵐の中では、単独行は心細いので、追いつくだけでも心強い。
11:08(4:20)、鑓温泉方面の分岐に着く。
標準コースタイムは8:50(49.1%)。

ここから縦走路から離れ、鑓温泉方面へ向かう。
ご覧の雰囲気の場所を下っていく。

縦走路から離れると風が全くなくなった。
11:23(4:35)、現時点では、雲が多いが下界は天気が良好。

この場所で雨衣を脱ぐ。
11:45(4:57)、振り返って白馬鑓ヶ岳方面を撮る。

現時点では山頂も晴れのようである。
11:53(4:05)、鎖場が登場。

ここから鑓温泉手前までは鎖場が続く。
団体通過による鎖場の渋滞。

他に通り抜ける場所がなかったので、あきらめて順番を待つ。
鎖場を通り抜ける。

クライマー目線で通り抜けましたが、雨で岩が濡れていたこともありますが、鎖がなければIII級ぐらいのレベルです。
いよいよ眼下に鑓温泉が見えてきました。
12:13(5:25)、白馬鑓温泉に到着。
標準コースタイムは11:20(47.8%)。

ここで温泉に入る?・・・当然入りません。帰れなくなります。
足湯もある。

トレイルランシューズは履くのが大変なので、足湯にも入らず。
これが白馬鑓温泉全景。

秘境の温泉で、温泉好きにはたまらないのではないでしょうか?
これから進む登山道を見る。

雪渓を下りて、等高線沿いに歩き、小日向ノコルまでは標準コースタイムで1:50です。
12:21(5:33)、雪渓に到着。

下りは滑りそうなので・・・
軽アイゼン装着。

今までの経験で、下りはあるとないでは大違い。
雪渓を軽快に下りていく。

矢印の所から、隣の小雪渓へ移動する。
下りたところで振り返る。
写真の小雪渓を越えて、雪渓歩きは終了。
もくもくと樹林帯の登山道を歩く。
12:40(5:52)、杓子沢を越えるが、なんか雰囲気が怪しい。

矢印は登山道。
上部崩落につき 間隔をあけて速やかに渡ってください。

つまり、ここは「危険地帯」ということ。
12:45(5:57)、崩落地帯を通り抜け、杓子沢の雪渓を横切る。

写真は杓子沢を見上げる。
崩落地帯全景。

こんなところを横切るので、いつ落石・崩落に遭うかわからない。
いままでの登山道を振り返る。(南方面)

また雨が降り出してしまいました。
杓子沢。

往きはご覧の稜線を左方向(南方面)へ歩いていった。
尾根をいったん越え、ご覧の登山道を歩き、小日向ノコルへ向かう。

もう雨は土砂降り。
写真では分かりにくいが、登山道は川となっている。
池?それとも水溜り?
小日向ノコル手前で登山道を振り返る。(南方面)

天気が良ければ白馬三山を一望できるはずだが、もうだめですね。
13:19(6:31)、小日向ノコルを通過。
標準コースタイムは13:10(49.5%)。
雨の中無理やり撮ったニッコウキスゲ。

これだけは名前を知っている。
後はつまらない登山を耐えるのみ。
14:09(7:21)、往き通った林道へやっとでた。
14:15(7:27)、全行程7時間27分で猿倉に到着。
標準コースタイムは15:00(49.7%)。

特に意識はしていなかったですが、コースタイムの半分を切れましたね。やはり、アルプスのコースタイムは甘い。
駐車場に戻る。

駐車場では雨は止んでいました。



いつものように自宅へのとんぼ返りです。

17時30分頃には自宅に着きました。

今回は白馬三山の首都圏からの真の日帰り(朝3:20頃発、夕方17:30頃着)ができました。




今回登山で学んだこと
・多分、アルプス全山「真の日帰り」は可能です。

その1へ飛ぶ


ツッコミコメントなど大歓迎です。こちらまで

左にメニューが表示されない場合は こちらをクリック
inserted by FC2 system