2009.6.27 〜三ツ峠クライミング〜
中央カンテ(4P, IV+)、亀ルート(4P, IV+)は1P目敗退、地蔵左ルート(V級-)、人工登攀練習

屏風岩からのお決まりの富士山
場所
山梨県富士河口湖町三ツ峠山屏風岩
駐車場・登山口
山梨県富士河口湖町三ツ峠登山口(無料)
登山行程
0556登山口-0641/0730頃四季楽園-0800頃/1050頃中央カンテ-1130頃亀ルート取り付き-1320頃/1415頃地蔵ルート左-1430/1520人工登攀練習-1627登山口
参考資料
今回のグレードは「日本100岩場」を参考にしました。

なぜこの山?
一ヶ月ぐらい前より行く予定であった三ツ峠であるが、ことごとく雨のため中止となっていた。やっと当日は天気が良いので行くことができた。

うりう的には、ここは基本的に好きな岩場である。その理由として・・・
・岩登りだけだと脚力が落ちるがここは岩場までの500mぐらいの登山がある
・フリーよりはアルパインの方が好きなので、ここはアルパインに近い感じが良い
・標高が高く低地よりは涼しく、晴れたら景色も良好
など、うりうみたいな中途半端なクライマーには丁度良いゲレンデである。

なお、ここには2008.7.27に初めてのクライミングに来ている。

※一部に榊原さんとエドヤマさんが撮影した写真が含まれます。



登山口までの移動・登山記録
入間ICから高速道路に入ろうとすると・・・

ゲートが開かない。

差し込まれていたETCカードが、何かの拍子で取り出された状態になっていた。

再度入れなおすも、ゲートが開かないところ・・・

チケットを取って下さいといわれる。

ええ〜、ETCが上手くいかないと、1000円一律料金が使えずに、普通料金とられるの。(マジで?)

・・・と思ったが、下りるところでETCで清算できるそうで。(よかった)



という感じで(←どういう感じ?)、榊原さんエドヤマさんと待ち合わせの三ツ峠登山口に0時少し前に到着。

少々宴会をして、仮眠後、5時半頃に起き出し、準備をする。



5:56、三ツ峠登山口を出発する。

クライミングをする屏風岩まで約500mぐらいの登山開始です。
一年前と比べて、リードが出来るギア、ロープなど明らかに重量はアップ。

具体的な重量はよく分からないけど、かなり重いです。
ガシガシ登ります。

登山道の詳しい状況は一年前を見てください。
花。
花です。
花だって。



花の名前は自分で調べてください。



6:41、というわけで(←どういうわけ?)、四季楽園に到着。

榊原さんとデッドヒート?を繰り広げて、45分で着きました。
四季楽園のアイドル。

・・・と思う。
ここで朝ごはん。(兼、エドヤマさんを待ちます)

すがすがしい朝です。
冷たいビールも売っています。

500mlが550円、350mlが450円。

ここは小屋の車が入れるので、荷揚げは不要です。
これから登る屏風岩。

一年前は恐怖におののきましたが、現在は大丈夫になりました。
エドヤマさんもやってきて、一時間ほどのんびりしたあと、屏風岩に向かいます。
最初は中央カンテです。

(III級?)-III級-IV+級-IV級(or V級)の3〜4ピッチで登ります。1ピッチ目をどうするかでピッチ数が変わります。
準備をします。

今回は、4ピッチを榊原さんとうりうがつるべ(交互にリードをする)で登り、エドヤマさんはすべてサード(三番目)で登ります。
榊原さんが1ピッチ目(III級?)
を登ります。
1ピッチ目のアンカー。

すんごい丈夫。普通のアルパインではありえません。
ここからの富士山。

数時間後には山頂は雲の中。
エドヤマさんが登る時に、榊原さんが靴を脱ぎますが・・・

靴が落ちないような工夫がされています。
エドヤマさんは久しぶりのクライミング。

ですが、かなり上手です。
2ピッチ目(III級)はうりうがリード。

矢印が終了点。
フリーのルートのように分かりやすくボルトが並んでいるわけではないので・・・

ルートが良く分からない。

指示してもらって登る。
アルパインはルートを間違えると、大変になることがある。

なので、ルートファインディングは慎重に。

であるが、4ピッチ目はルートを間違える。
2ピッチ目終了点に到着し、榊原さんがフォロー。

続いて、エドヤマさんが登る。
3ピッチ目(IV+級)は榊原さんがリード。

いきなり、写真のコーナークラックが核心部。
慎重に越える。
うりうがフォローで登る。

写真のうりうは、先ほどのコーナークラックを越えたところ。
エドヤマさんも難なく越える。

本当に久しぶりなの?
4ピッチ目(IV級またはV級)はうりうがリード。

3ピッチ目終了点からうりうを撮るが、この時、うりうはルートが分からないでいた。
迷っているくせに、写真を撮る。

これが、3ピッチ目終了点。
この先のボルトが見当たらず、どんどん左へトラバースしてしまった。
(このトラバースも結構やばかった)

とりあえず、4ピッチ目の終了点を探す。



ちなみに、現在は最後の支点から7mぐらいロープが伸びており、結局終了点までランニングを取らず。
(「迷う」ということはこういうことになる)
結局ルートとは全然違う所を登り、終了点に到着。
(写真の人は別のグループの人)

でも、着きましたのでよしとする。
(ボルトなし地帯を登りましたが・・・)
これがIV級のルートかV級のルートか分かりませんが、本来のルート。

うりうは直上せずにトラバースしてしまった。
中央カンテの懸垂下降はロープが引っかかりやすいことで有名であるそうだ。

なので、ロープを投げずに、持って懸垂下降。
エドヤマさんも降りる。
最後にうりうが下りる。

少し下りたところで、すごい高度感なので、写真を撮る。

でも、写真だとよく分からないね。
50m下りて、1ピッチ目の終了点にきました。

ここで、ロープを引こうとするが・・・

(写真はロープ回収後)



動かない。

どうも、岩の割れ目に引っかかったようだ。

いろいろごちゃごちゃやっていたら、ロープが動き始め、回収ができたが、もしかしたら、上で待っている人が何かしてくれたかもしれない。



もし、我々だけだったら、大変なことに・・・。



これから、こういうことを気をつけます。



最後に懸垂下降をして、中央カンテは終了。
だんだん、暑くなってきました。

ちょっと休憩して、亀ルートへ行きます。亀ルートはすごい高度感の3ピッチ目のトラバースが面白い?ルートらしい。
さて、その亀ルートの取り付きにやってきました。

1ピッチ目(IV+級)の下部は完全に濡れています。



榊原さんかリングボルトを打つため、うりうが1・3ピッチをリードすることになっていたが・・・

これ、むちゃくちゃ危険じゃない?

とりあえず、うりうが取り付くが、噴水のように水がかかる。右のハーケンと左のフレークにカムをかませ登ろうとするが・・・

足を置くことが怖くて出来ない。滑って落ちたらほぼクランドフォール。

・・・ということで撤退



次にどっかないかな〜、と探していると・・・

何だ?、このべらぼうな数のクライマーは。(しかも初心者)

これでは、一般ルート(一番簡単なルート)は永遠に登れないね。
ということで、因縁の地蔵ルート左
(V-級)を登ることに。

ここは一年前に生まれて初めて登ったルートで、トップロープで登ろうとしたが、少しも登れずフォールした。

今回は、リードでリベンジをします。



ところが・・・

二つ目のクリップが怖くてできない。

・・・ということで、榊原さん、宜しく。



おお、榊原さんは強い。



トップロープだと、難なく登ることができる。

うりうはフォローで終了点に到着。



エドヤマさんもすごいではないですか。

本当に久しぶりですか?
さて、うりうが最初に懸垂下降。

クライミングシューズとズボンの間に皮膚が露出しているが、両足のそこ付近をブヨに数ヶ所刺されて、しばらくかゆかった。
変な格好であるが、懸垂下降。

うりうが雑にロープを投げたため、ロープをほどきながら下りることに。
エドヤマさんと榊原さんも下りる。
ところで、この集団。

見ていてとても危険を感じた。
指導する立場の人が指導していない。
となりで登っていた集団。

今時めずらしい、スパルタ式?教育。



さて、最後に人工登攀の練習。

やっと、初めて一つだけ買ったアブミを使うことができるが・・・

えっ?、アブミって二つ必要なの?、知らなかった。

どうりで、一つのアブミでどうやって登るのかさっぱりわからなかったが、今やっとわかった。



榊原さんが展示。

こんな風にかけるのですね。
こぎみ良く登っていく。

なるほど、登り方はわかった。
さて、うりうもトップロープで登る。

できるかな?
アブミが、ふにゃふにゃ動いて登りにくい。

腕に力が入りっぱなしで疲れた。
キョン足にすると安定する。

少し慣れてきた。
なんとか登りきれた。

穂高の屏風岩ではアブミで40mも登るそうで。
ここで終了。

片付けます。
四季楽園への約100mの登りかえしはきつい。

すごくしんどかった。
16:27、登山口に到着。

お疲れ様でした。

この日の成果
中央カンテ(4P、IV+級):つるべで登る
亀ルート:1ピッチ目撤退
地蔵ルート左(V-級):リード撤退、フォローで登る
人工登攀練習

今回登山で学んだこと
・ロープの投げ方の練習は必要。

ツッコミコメントなど大歓迎です。こちらまで

左にメニューが表示されない場合は こちらをクリック
inserted by FC2 system