2009.6.20 〜谷川連峰縦走(その1)〜
土樽駅→茂倉岳→谷川岳→万太郎山→仙ノ倉山→平標山→土樽駅を
11時間27分で走破(コースタイム18:25、累積標高差3220m)
ルートマップ
標高差:1420m
累積標高差:3220m
平面距離(全行程):30.6km
駐車場・登山口:新潟県南魚沼郡湯沢町土樽駅の駐車場(無料)
標準コースタイム:土樽駅-(4:40)-茂倉岳-(1:10)-谷川岳(オキの耳)-(1:35)-オジカ沢ノ頭-(2:15)-万太郎山手前の分岐-(2:20)-エビス大黒ノ頭-(1:05)-仙ノ倉山-(0:45)-平標山-(4:35)-土樽駅
標準コースタイム(合計):18:25
登山時間:土樽駅-谷川連峰縦走-土樽駅。11:27(標準コースタイムの62.2%)、単独行
登山行程
0417土樽駅-0640茂倉岳-0732/0743谷川岳(オキの耳)-0947/0953万太郎山手前の分岐-0955万太郎山-1104/1111エビス大黒ノ頭-1147/1157仙ノ倉山-1227/1230平標山-1544土樽駅
なぜこの山?
いよいよ夏です。スーパートレイルの季節がやってきました。
さて、今年最初のスーパートレイルをどこで実行するかであるが、当初は甲斐駒ヶ岳黒戸尾根を考えていたが、ここは積雪さえなければ日の短い秋でもできるので今回はパスし、アルプスはまだ微妙に積雪があるので、今回は昨年実行に移せなかった「谷川連峰縦走日帰り」を手始めにやることとした。
あっ、でも、これって「手始め」にやる山行でないです。死ぬかもしれませんので・・・。(本当だよ)
登山口までの移動・登山記録
深夜1:16に埼玉自宅を出発し、所沢ICから関越道に乗る。途中の赤城高原SAでべらぼうに眠くなり、1時間ほど仮眠する。仮眠後、高速道路を走行するが雨であった。
関越トンネルを走行中、急に腹痛になり(本当にヤバかった)、早朝4時前に土樽SAでトイレへ行くが、その時は天気は快晴となっていた。群馬県側と新潟県側では天気が違っていた。
湯沢IC下りてから土樽駅に向かう。
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早朝4時過ぎに土樽駅に到着。
・・・って何だ?、この芋虫みたいな人たちは?。
恐らくであるが、電車で前日にこの駅に到着し、駅で仮眠をしようと思ったが、駅舎内がいっぱいのため、やむ得ず外に寝たのではないかと思われる。
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準備をし、土樽駅(海抜606m)を4:17(土樽駅出発から0:00)に出発し、最初は舗装路を歩く。
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川を越える。
この川の上流はこれから縦走する谷川連峰の水を集めている。
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上越線をくぐる。
上越新幹線が出来る前は数多くの列車が走っていたようだが、現在は数本の列車しか走っていない。
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4:24(0:07)、謎の胸像が現れる。
地元の有力者かなんかであろう。
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引き続き舗装路を歩く。
これから登る谷川連峰が見えてきた。
最初の目的地は
茂倉岳
(標高1977.9m)で
約1370m登る。
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4:32(0:15)、再度、橋を渡る。
標準コースタイムは0:30(対標準コースタイム50.0%)。
奥に見えている建物は土樽PAの上り線で、その横を通る。
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4:37(0:20)、駐車スペースが見えてくる。
テントが一張りポツンと。
山と高原地図には100台駐車できると書いてある。
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駐車場を過ぎると登山道に入る。
茂倉新道である。
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強力な登山道をもくもくと登る。
今回はロングトレイルなので、爆走はせずに抑え気味で。
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途中で右手(南方面)に万太郎山と仙ノ倉山などが見えてくる。
これらを通過するのは、茂倉岳や谷川岳を通過した後である。
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登山道は木の根を越えたりして、結構大変である。
もくもくと登る。
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5:36(1:19)、左手(東方面)に茂倉岳が見えてきた。
まだあるね〜。
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今度は木の根に加え、岩も多くなってきた。
尾根に出るまで我慢。
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5:45(1:28)、矢場ノ頭(標高1490m)に到着。
標準コースタイムは3:10(46.3%)。
ここは見晴らしが良い。
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登山道を振り返る(北西方面)。
矢印が出発地の土樽駅付近。
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南西方面の谷川連峰(西部)の山並み。
最後にこれらを通過します。
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南方面の谷川連峰(中部)の山並み。
この日は南方面から雲が流れ込み、雲滝が出来ていた。
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南西方面の谷川連峰(東部)の山並み。
一番左に見えるのは谷川岳のトマの耳。
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東方面の茂倉岳方面。
まだ茂倉岳まで約500m登ります。
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登り始める。
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途中で花を見つける。
何の花か知りませんが。
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茂倉岳直下の「茂倉岳避難小屋」が見えてきました。
左が茂倉岳のピーク。
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6:31(2:14)、茂倉岳避難小屋。
左がトイレで、右の小屋には15名ほど泊まれるようですが、中をのぞいていないので詳しくはわかりません。
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茂倉岳山頂直下から登山道を見下ろす。
これだけ
(約1370m)
登ってきました。
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6:40(2:23)、茂倉岳(標高1977.9m)に到着。
標準コースタイムは4:40(51.1%)。
だいたい標準コースタイムの半分程度で歩き続ける予定ですが、写真を撮りながら歩いているのでそれよりも少し遅いでしょう(あと、休憩もあるので)。
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北方面に雲滝ができています。
きれいですね。
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南西方面の谷川連峰。
この茂倉岳から奥の平標山まで大縦走が始まります。
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そのまま一ノ倉岳・谷川岳と歩きます。
当然、まだ誰にも会っていません。
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一ノ倉岳直下の残雪を越える。
これもじきに、なくなるのでしょう。
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一ノ倉岳の山頂が見えてきました。
山頂はこんな感じ。
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6:55(2:38)、一ノ倉岳(標高1974.2m)に到着。
標準コースタイムは5:00(52.7%)。
ここはすぐに通過ですね。
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一ノ倉岳避難小屋。
あまり多くの人数は収容できないでしょう。
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一ノ倉岳から谷川岳までの左手(東側)は有名な一ノ倉沢です。
とても切れ落ちています。
(いずれ、この岩壁も登る予定です)
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一ノ倉岳からは結構な下り。
振り返り、一ノ倉岳を撮る。
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そして谷川岳に向けて、岩稜を登る。
登山者が多いのか、登山靴で岩が磨かれ、とても滑りやすい。
実際、滑って転んでしまった。
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鳥居が見えてきた。
この上が谷川岳(オキの耳)かな?
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振り返ると「奥の院」という道標?が。
何かの神社の奥の院でしょう。
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ここを登る。
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登っても・・・、山頂でなかった。
山頂(オキの耳)は真ん中のピーク。さらに奥のピークはトマの耳。
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振り返ると、茂倉岳と一ノ倉岳。
右側は一ノ倉沢の大岩壁。
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下り、登山道を戻り、登山道を少し進むと・・・
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7:32(3:15)、谷川岳オキの耳(標高1977m)に到着。
標準コースタイムは5:50(55.7%)。
北東方面の後に見えている山は白毛門・朝日岳。
谷川岳には2007.9.8に来ています。
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西方面は谷川連峰を一望。
これから一番奥の平標山まで縦走します。
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7:43(3:26)、11分オキの耳に滞在し、トマの耳に向かう。
まだまだ元気ですよ。
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7:52(3:35)、谷川岳トマの耳(標高1963.2m)に到着。
標準コースタイムは6:00(59.7%)。
ちょっと標準コースタイムの半分よりおしてしまいましたが、ぜんぜんあわててはいません。スーパートレイルは、日没までに下山できればいいのです。
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トマの耳からオキの耳を見る。
それだけですが。
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すぐ下には肩の小屋が見える。
そこへ向かう。
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7:54(3:37)、肩の小屋に到着。
ここで西黒尾根を登ってきたという50代ぐらいの男性と少し立ち話。(初めて人と会う)
その人は百名山制覇をめざしており、日本三大急登山道である西黒尾根を登ってきたことを自慢したそうであった。
(話によると、標準コースタイム4:00のコースを約3時間で登ってきたようだが・・・)
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7:58(3:41)、肩の小屋から西は登山者がほとんど歩かない縦走路。
平標山めざして縦走します。
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一見、快適な縦走路かと思ったが・・・
実際歩いてみると、かなりの岩稜を歩くことに。
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8:10(3:53)、中ゴー尾根登山道との分岐。
後に見えている稜線は、登ってきた茂倉新道です。
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約200m下り、次のピークのオジカ沢ノ頭(標高1880mぐらい?)に向けて、鞍部(標高1764m)から登りかえす。
これからの登り下りに比べたら、まだまだこれぐらいは序の口。
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鎖場もある。
鎖は使いませんでしたが。
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お花です。
名前は当然知りません。
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8:34(4:17)、オジカ沢ノ頭(標高1880mぐらい?)に到着。
標準コースタイムは7:25(57.8%)。
とりあえず、縦走路の最初のピークに立つ。
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南西方面の川棚ノ頭(標高1845.7m)を見る。
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北東方面の茂倉岳と一ノ倉岳。
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東方面の谷川岳。
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さらに縦走路は続く。
この景色の中に人が一人もいないなんて、狭い日本の中では奇跡ともいえる。
しかし、遭難したらやばいね。
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8:36(4:19)、すぐにオジカ沢ノ頭避難小屋が現れる。
これも小さな小屋。
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いったん下りきり、小障子ノ頭へ向けて登りかえす。
果てしなくつづく縦走路である。
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8:56(4:39)、小障子ノ頭(標高1730mぐらい?)に到着。
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振り返る。(東方面)
見えているピークはオジカ沢ノ頭。
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北方面を見る。
土樽駅付近と登ってきた尾根が見える。
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これからの縦走路。(西方面)
大障子ノ頭と万太郎山へと続く。
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引き続き、果てしない谷川連峰縦走は続く。
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