2009.5.23 〜小川山クライミング〜
初めて「日本のヨセミテ」上陸、ルート図がなかったので「謎のルート」を登る

小川山クライミングエリアは深山中の深山
場所
長野県南佐久郡川上村

駐車場・登山口
廻り目平キャンプ場の駐車場(有料)

登山行程
0600頃/1600頃クライミング

参考資料
今回のグレードは「日本100岩場」を参考にしました。

なぜこの山?
少し前に尾根の向こうのpecoma君から、小川山へクライミングへ行くことへ誘われていた。当日晴れなので、そのまま決行となった。

登山口までの移動・登山記録
当日は韮崎IC近くのセブンイレブンで待ち合わせ。中央道を走り、23時過ぎにそこへ着く。

ここでpecoma君をピックアップし、信州峠を越え、廻り目平キャンプ場へ向かう。

1時ちょっと前に廻り目平キャンプ場に到着。

ここから退出する時は金峰山荘で清算するが、大人二人・車一台で1400円でした。



到着後、軽くビールを飲み、車で仮眠。

ここは「日本のヨセミテ」と呼ばれているので、起きた時にどういう雰囲気になっているか楽しみです。



5時頃に起きました。

おお、いい雰囲気じゃないですか。

今まで杉林の中でのクライミングばかりなので、これは楽しみですね。
まずコーヒーと朝食。

とりあえず「小川山ストーリー(5.9)」という人気ルートへ行くというが、二人ともトポ(ルート図)を持っていない。



とりあえず、山勘でそのルートを探しに行くことに。



金峰山荘。

廻り目平キャンプ場の核となる建物で、シャワーもあるらしい。
花が咲いていた。

かたくりかな?
小川山は初めてなので、どこに何があるかさっぱりわからないので、pecoma君に着いていくしかない。(トポもないし)
渡渉しなければならないが・・・

渡れる場所がないぞ。
上の写真の下流に渡れそうなところを見つけた。

往きは無事渡れたが、帰りは川に足が入ってしまいました。
いろいろ探すと・・・

ご覧のルートが
「小川山ストーリー(5.9)」かな?
・・・という結論に達した。

(実際は違った)
最初にpecoma君が登るが、なんとご覧の所まで

ボルトがたったの2個

pecoma君が、ここは「ミニマムボルトの精神」が生きているので、少ないのであろうという。

でも、約20mでたったの2個なんて、ミニマム過ぎやしないか?


ミニマムボルトの精神:プロテクションに使えるボルトはなるべく最小限にして、なるべく自然の岩の状態を保つこと
途中で降りてきました。

やっぱりナチュラルプロテクションが必要だって。(やっぱりね)
pecoma君が30m登りきりました。

あまりにも長いルートでロープが足りなくなるかと冷や冷やしました。ちなみにこのロープは60mで、中間点丁度で終了点へ。もし、中間点を超えて登ると、下ろせなくなります。

フリーのルートではこれ以上長いルートはないのでは?
(60mロープより長いロープがないので)
うりうも登る。

途中にハンドジャムでないと登れないところもあり、これは絶対に5.9どころではない。
テンションを3回ぐらいかけて、終了点に到着。うりうの実感グレードは5.10a〜cぐらい。

でも、30mってとても長いね。



あとでpecoma君が言っていたが、ルート名は忘れたが、5.10bのナチュプロ+ボルトのルートだったそうです。



正面の景色
(ちょっとピンボケ)

金峰山荘と岩場。
左手を見る。
右手を見る。

ここは深山ですな〜。
次に先ほどのルートの右隣のご覧のルートを登ることに。

後ほどに、pecoma君いわく、5.10aのルートらしい(ルート名忘れた)
さっきよりは簡単。

リードもできそう。
テンションなしで終了点に到着。

5.10aまでは、うりう的にはオンサイト圏内です。
pecoma君は、次に「マラ岩」へ行くという。

なんか「ブラックホール?」とかいうルートを登りたいらしい。
マラ岩が見えてきました。

今回登るルートはこの岩の裏側です。
マラ岩までは結構な登り。

最初のルートで腕がパンプしたが、この斜面で脚もパンプした。
マラ岩の裏側へ到着。

今登っているルートは、レギュラー(5.10c)とイレギュラー(5.10d)。
ここにはご覧の飛び出した岩が・・・

この上に立ってみましょう。
マラ岩の側面にもルートが。

ものすごい高度感で登れます。
下をのぞいてみてもルートが。

終了点はこの岩の真下。
これから、オジサンが登っているレギュラー(5.10c)に登ります。

ここはとても高いところですね。
この写真はpecoma君のレギュラー(5.10c)ロープ回収の写真である。

うりうは、最初のクライミングで腕がパンプして、全然のぼれませんでした。
トップロープのビレイは楽チン。

コーヒーを飲みながら。
次に、川上小唄(5.7?)を登ります。

スラブは5.7といっても、今までの経験上とても怖い。
pecoma君がトップロープを掛ける。

pecoma君も、ここをリードで登るのはちょっと憂鬱らしい。
うりうが終了点に到着。

5.7といっても、かなり怖い。

リードしなくてよかった。
左手を見る。

マラ岩って、薄っぺらなのね。
左手下を見る。

見えている岩場をマルチピッチで登っている人が見えた。
下を見る。

この景色を堪能できるのは、登った人だけ。
正面を見る。
左手後方を見る。

位置的には右奥の山が金峰山方面。



pecoma君は「ブラックホール」は今回は登らないそうである。

マラ岩を後にする。



マラ岩から帰る途中の「カサブランカ」というルート。

ナチュプロルートなので、多分行くことはないでしょう。
帰る途中のマラ岩。

川上小唄の終了点は矢印のところ。
現在は12時頃。これからはボルダリングタイム。

ヴィクターという岩が見えてきた。
行ってはみるが、触りもせず。

現在やっている人は右へトラバースする課題。
クライミングギアを車へ置き、軽装で岩場へ。

分からないので、付いていくだけ。
たくさん人がいるエリアに着きました。

右手の岩がくじら岩、奥の岩はなんでしょう?(トポないので)
現在登っている人のルートは「穴社長1級」。

ちょっと左が「エイハブ船長1級」、さらに左が「穴社員3級」。

それにしても、皆さん上手い。
こちらではスラックライン(いわゆる綱渡り)をやっている人が。

これ、べらぼうに難しいようですよ。
pecoma君が穴社員3級に登る。

登れました。
さて、うりうも挑戦。

まあ、多分登れないでしょう。
セコい手を使って、右手でカチを持つが、ここまで。

多分クライミングシューズが悪い。
(ということにしておこう)
岩の名前は知らないが、ここも登る。
写真の人はうりうと同レベルであるが、右端の9級の課題は登れました。

この人は一撃、うりうは三撃。
先ほどの人が「登れそうな課題がある」と裏手の岩の6級の課題を紹介し、クラッシュパッドも貸してくれました。(ありがとうございます)

うりうも登れましたが、右肩を亜脱臼して、あごを岩にぶつけてしまいました。

学生時代、スキーでモーグルをやっていた時、右肩を脱臼し、それ以降突然外れることがある。でも、いつも自然に戻る。
先ほどの岩に戻って、3級の課題を登ってみる。

全く登れません。
赤ちゃん連れで着ている人も。

ボルダリングなら、子供をそこらへんで遊ばせておけばなんとか出来るようある。(ロープクライミングは無理)
最後に「石楠花エリア」へ行くこととする。
トポ(ルート図)がないので、さまよってやっと見つけたが・・・

入り込む余地はなさそう。



という感じでおしまい。

次はトポを買って、マルチピッチルートをやりたいですね。




この日の成果
謎のエリア
 謎のルート5.10b NP+B:トップロープ数テンショントップアウト
 謎のルートの右のルート5.10a:トップロープトップアウト
マラ岩
 イレギュラー5.10c:×
 川上小唄5.7:トップロープトップアウト
くじら岩
 穴社員3級:×
 穴社長1級:×
くじら岩の奥の岩
 3級:×
 4級:×
 9級:三撃
くじら岩の奥の岩の奥の岩
 6級:二撃
※トップアウト:登りきること

今回登山で学んだこと
・夏は最高な岩場

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